2010年12月31日金曜日

操縦士道/その2 トップガンに憧れて

こんにちは。
ニュージーランドでレース機の改造に追われていた昨年とは一転、今年は師走のひと時をゆっくり過ごしています。


さて、操縦士道のその2。

そんな訳で飛行機に興味を持った私は、毎年夏休みに飛行機に乗って帰省するのを楽しみにしていました。(ただし到着後の田んぼ仕事はいやでしたが・・・)
しかしそれ以外に飛行機と接する機会は無く、自転車に段ボールの羽をつけて疾走したり、マントをつけて木の上から飛んで大けがをしたりしながら小学生時代を過ごしていきます。

小学5年生の時に東京・江戸川区の新興団地に引っ越したのをきっかけに、サッカーを本格的に始め、すっかり飛行機のことなど忘れていました。
当時出来たばかりのこの町にはサッカークラブなどあるはずもなく、クラスメイトが集まってサッカーチームをつくる事に。
といっても小学生がクラブ作りに必要な諸手続きや試合の設定など出来るわけがなく、監督を探す事にしました。
っとそんな議論を仲間と公園でしていたところ、目の前でサッカー遊びをする親子が目に入りました!そこですかさずみんなで押しかけて監督就任をいきなり依頼しました。
当然そんな訳のわからない話をすぐには了承してくれなかったのですが、何度も情熱的に(無理やり?)押しかけているうちに引き受けてくれる事となり、その後長くにわたって面倒を見ていただきました。
実はこのK監督はサッカーは全くの素人だったのですが、献身的な尽力で立上の面倒をみてくださいました。また、コーチとなる人材を町内から探してくれ、イギリス留学経験もあるプロ級のコーチにも恵まれました。
このチーム、「清新FC」というのですが今ではすっかり名門チームとなっているようです。

このような私の行動パターンは、小学生の頃から今もあまり変わりが無いようです。
この頃から出会いに恵まれ、突飛な行動も多くの方に支えられて無事に過ごす事ができているようです。(感謝感謝)

そんな事から、中学生になってもサッカー部。
すっかりサッカー一色だった生活も、映画「トップガン」でパイロットへの思いが再燃するのでした。


                              つづく。


今年も一年間ご声援・ご指導いただき誠にありがとうございました。
2011年も引き続きよろしくお願いいたします!

                   室屋義秀(むろやよしひで)

                   レッドブル・エアレース #31                            



<テレビ出演情報>
~2011年 日本テレビ正月特番~
・日時:2011年1月1日(土)18:00~20:54
・番組:日本テレビ 「3分間で奇跡を起こせ!ウルトラマンDASH」
・番組公式サイト http://www.ntv.co.jp/tanda/program.html
トップアスリートがありふれた日常生活を舞台に、その能力を発揮したらどれほどすごいのか!?…をテーマに私が飛行機を使ってあることに挑戦します。
与えられた時間は3分間。果たしてミッションは無事成功するのか。
TOKIOのメンバーと力を合わせて奇跡に挑みます。是非ご覧ください。


<ファウストA.G.連載情報>

「大空の覇者へ~室屋義秀 レッドブル・エアレースチャンピオンへの挑戦」
Vol.14 突然訪れた2010ラストフライト レッドブル/エアレース第6戦ラウジッツ編が下記サイトでご覧いただけます。
http://www.faust-ag.jp/#!/master/cat91/vol14.php

2010年12月29日水曜日

操縦士道/その1 ガンダムに乗るぞ 

こんにちは。

さて、タイトルに「操縦士道」とつけましたが、私が現在パイロットとして生活するにいたるエピソードを連載にて紹介したいと思います。


私がパイロットを目指すきっかけは、何といっても「ガンダム」です。
我々アラフォー世代は、かなりの確率でハマっていた事と思います。
また「パイロット」は、この頃の子供のなりたい職業で高い人気でした。ちなみに、最近はパイロットが人気職業トップ10以下となったとのニュースを見ました。今とは多少感覚が違うようですね・・。

まあ、そんな単純な事ですがともかく幼稚園の卒業文集に書いた将来の夢は、「パイロット」&「タクシードライバー」の二つ。 当時は、飛行機も車も憧れの乗り物だったようです。

しかし、飛行機とは全くもって無縁な環境で、両親・親戚も全く飛行機などに興味もありません。
唯一の飛行機との接点は、当時住んでいた札幌から両親の実家のある種子島(鹿児島県)への移動に使う旅客機でした。
小学生になり夏休みが始まると、稲刈りの手伝いに強制送還されます・・・・・。
この時に、「ちびっこ一人旅」で姉と二人子供だけで種子島へ。
機内や大阪での乗換では、キャビンアテンダントさんが優しくエスコートしてくれる楽しい旅です。
さらに当時は飛行機を降りるときにコクピットを見せてくれたりして、ジャンボ機のコクピットに感動していました。

また、当時の私は乗り物酔いが激しく、車でのドライブも30分も経つとゲロゲロな状態。
非常に貧弱な男の子だったのですが、飛行機だけはどういうわけか一度も気持ち悪くなることがなく、「とてもいい乗り物だ!」?なんて思っていました。

っとまあ、こんな事がきっかけでパイロットを目指すことになったのです。


次回は、「トップガンにあこがれて」


*元日の18:00~20:54 に日本テレビの番組「3分間で奇跡を起こせ!ウルトラマンDASH」に出演しまーす。


                           室屋義秀(むろやよしひで)
                           レッドブル・エアレース #31

2010年12月27日月曜日

3分間で奇跡を起こせ!ウルトラマンDASH

こんにちは。

今年もあとわずかですが、ふくしまスカイパークもすっかり雪化粧となりました。
今日は大掃除で、正月休みに入ります。

さて、元日の18:00~20:54 に日本テレビの番組「3分間で奇跡を起こせ!ウルトラマンDASH」の一コーナーに出演します。

http://www.ntv.co.jp/tanda/program.html


番組の宣伝文句は;

トップアスリートがありふれた日常生活を舞台に、その能力を発揮したらどれほどすごいのか!?・・・

この番組はそんな各界のトップアスリート=ウルトラマンとTOKIOがタッグを組んで、”まさに奇跡”としか思えない様々なMISSIONにチャレンジする3時間大型特番。

そして、TOKIO&ウルトラマンの挑戦に与えられるのは、たったの3分間!

「絶対に無理」「どうなる!?助けて!」というような状況下で、3分間以内に奇跡的な成功を収めるのはまさに至難の業。TOKIOの発想と作戦&ウルトラマンの卓越した技術がガッチリと組み合わさった時、“奇跡”の映像が皆様にごらんいただけます!


さーって、放送をお楽しみに!



                                        室屋義秀

2010年12月25日土曜日

突然訪れた2010ラストフライト 『レッドブル・エアレース第6戦 ラウジッツ編』

メリークリスマス!

今原太郎カメラマンからいただいたカード。)


福島は昨日から本格的な雪が降り始めました。
ふくしまスカイパークはすっかり銀世界となり、滑走路も正月休暇の準備です。

さて今年も間もなく終わりとなりますが、振り返ってみるとあっという間に過ぎ去りました。
年齢を重ねるごとに時間が早く進んでいる感じがします。

今年は、苦難のシーズンとなりました。
昨年2009年にレッドブル・エアレース参戦を果たし、猛烈な勢いで頂を見ようと前進していたつもりですが、運命のうねりはそう簡単には進ませてくれないようです。
しかし、苦しんだシーズンのお陰で自らの内面を深く見つめ直すよい機会となり、自らが内に抱える問題点を見つけ出しました。

2011年は、レッドブルエアレースも一年間のお休み。
このチャンスを生かして、問題点をさらに拾い出し、研ぎ澄ます年となりそうです。

その先に、おぼろげながら見えてきた世界の頂点を目指しまだまだ進みます。


突然訪れた2010ラストフライト
『レッドブル・エアレース第6戦 ラウジッツ編』   はこちらから。
                                        室屋義秀

2010年12月16日木曜日

マイクロソフト・スペシャルイベント開催!




室屋がサポーターとして参加しているMicrosoft社のプロジェクト「BlueTrack ExtremeChallenge」 の一環として「BlueTrack “CHALLENGE” Café & Bar」が、明日、12月17日 (金) 東京新宿サザンテラス内にあるベルギービールカフェ「リトルデリリウム」内で1日限定でオープンされます。

店内には、BlueTrack Extreme Challengeを再現するパネルやグッズの展示、BlueTrackマウスの
試用台があるほか、店内でパソコンを使用される方へBlueTrackマウスを無料で貸し出すサービスも行われます。

さらに、本イベントでマウスを試用した方、または、BlueTrack Extreme Challengeステッカー付きの最新マウスを購入した方を、室屋や登山家の栗城史多氏がゲスト参加する「Extreme Challenge Special Night」(同日夜開催)にご招待します。

■イベント詳細はこちら

皆様のご来場お待ちしております!

なお、Special Nightの模様はUstreamチャンネル (teamkuriki) でもご覧いただけます。
(17日18:00~19:30予定)

Posted by Team deepblues staff

2010年12月8日水曜日

Vol.13 体の奥底に積もった澱

こんにちは。


Faustで連載中の、レッドブル・エアレースシリーズ『第5戦ニューヨーク編』がアップされています。

第4戦ウィンザー/カナダでの機体破損から、急きょ機体をレンタル。
アメリカ中部のオクラホマで機体組立・エンジン載換・テストフライト、そしてウィンザーでレースシステムを全て搭載して本戦後にトレーニング。
そしてニューヨーク戦に向かいました。

ところが・・・・・。

天候不良をはじめとする様々な要因で、またしてもギリギリの状態でレースに臨むことになった結果・・・・・。

詳細は記事をごらんくださいませ




よく、事故防止の概念として『ハインリッヒの法則』というものをひき出します。
簡単に説明すると下記のようなものです。
一件の大きな事故の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされる。
重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測されたヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが必要である。

 
ニューヨーク戦では、まさにこの状況に陥りました。
 
私の実経験として、3件の重大な過失が重なる時、重大事故を引き起こすと認識しています。

しかし、ニューヨークではまさにこの状況にはまり込み、これ以上無理を重ねれば確実に大きな事故を引き起こすような状況に追い込まれたのです。
 
この状態に陥らないようにすることが、パイロットとして最も重要な事であると自分に日頃いい聞かせ、また他人への教育においても重視していたのですが、レースが迫りヒートアップしたココロは暴走気味だったようです。
 
そんな中、破損した飛行機のオーナーである『ハンネス・アルヒ』だけが、あっさりとこんな事を言ってくれました。
「我々はリスクを背負って戦っている。外野は色々と言うだろうが、結果は自分自身で負っているはずだ。今どういう状況か冷静にみつめて、自分の心の真意をつかみ行動すべきだ。」  っと。
 
 
                                     室屋義秀
 
 
 

2010年12月4日土曜日

JustGiving

こんにちは。

12月2日に「ファウストA.G.アワード」受賞者が参加したチャリティーパーティーに、昨年『挑戦者賞』を頂いたご縁で、今年もおじゃまさせてもらいまいした。
昨年の授賞式:http://www.faust-ag.jp/individual/faust-agawards2009.php

『地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰する』という、アワードの趣旨通り素晴らしい受賞者の面々が。

12月17日に対談させていただく、登山家の栗城史多さんともお話する事ができ色々と伺うことができました。失恋・ニートから登山を開始して・・・、なんて紹介されていますが、肝の据わり方から行動力まで当然ですが半端な人ではありませんでした。
インタビュー:http://www.faust-ag.jp/interview/interview016.php

もうひとつ興味を引いたのが、古田敦也さんが受賞された『ジャストギビング賞』。
インターネットを利用した面白い仕組みで、とても興味をひかれました。




さて、このアワード等の数多くの企画で冒険を支えてくれている『Faust』は、超優秀なメンバーが終結し、世界中から情報収集やアワード授与などで、メディアステイタスが飛躍的に向上してきているようです。
ちなみに事務局の皆さんは、青春ドラマ顔負けの熱い面々(しかも美男美女ばかり)。
今後は本格的に社会貢献・冒険などを支援する枠組みとしての取り組みも本格化する方向性のようで、近い将来日本中にその名が知られる日が近いと感じました。


                                室屋義秀

2010年11月29日月曜日

Red Bull BC One 2010

こんにちは。

昨日は、鹿児島・枕崎飛行場で行われた、第9回エアロバティック競技会に来ました。
スーパーウィングスが着陸競技会と合わせて長年実施している競技会で、ふくしまスカイパークでの全日本曲技飛行競技会に参加したパイロットが、ここでも技量を磨いていました。
全てFA200を使用してのフライトでしたが、明らかに技量が向上していて、スポーツマンクラスではエクストラ等の高性能機と互角の戦いができる可能性まで見出すことができるほどでした。

鹿児島空港から枕崎までセスナで送っていただいたおかげで間に合いました。
カゴマのMさんに感謝・感謝!


さてその前日の土曜日は、「Red Bull BC One 2010」に行ってきました。
いやはや、すごいのなんのって。 是非映像をご覧ください。


会場は開始前から凄い盛り上がり! 最高にクールなイベントでした!


                                  室屋義秀

2010年11月25日木曜日

『ハマランチョ』生出演

こんにちは。

明日、11月26日(金) 12:30~14:00にテレビ神奈川で放送される『ハマランチョ』に生出演します。
なんとテレビ神奈川では、11月28日(日)から、レッドブルエアレース・2010年シリーズを、毎週日曜日に一挙放送します!!
今年のレッドブル・エアレースをお見逃しの方、必見ですよ。
  

11月28日(日) 14:30~15:00 プレビュースペシャル番組 
11月28日(日) 20:55~21:50 第1戦
12月 5日(日) 20:55~21:50 第2戦
12月12日(日) 20:55~21:50 第3戦
12月19日(日) 20:55~21:50 第4戦
12月26日(日) 20:55~21:50 第5戦
 1月 9日(日) 20:55~21:50 第6戦 



                                     室屋義秀

2010年11月23日火曜日

土浦エアショー(オンボード映像)

こんばんは。

 

週末の20日に土浦で行われた、土浦まちづくりシンポジウムで行われたエアショーは、快晴の空の下無事に終了し、今年のエアショー日程を全て終了しました。


土浦カレーフェスティバルと同時に開催されたこのイベントは、過去最高の動員を記録したそうで、上空からも渋滞の列がよく見えました。
 

会場では、エナジーチャージも!!



 エアショー終了後には、土浦青年会議所のメンバーと会食をさせていただき、色々と意見交換をさせていただきました。
招待を受けた場所は、「霞月楼」という創業120年の料亭。
土浦は、戦中に予科練というパイロット養成施設があったことで有名ですが、当時のパイロットや連合艦隊司令官なども立ち寄った、歴史ある場所でした。

そんな場所だからか、我々も先人が努力により発展した日本に生まれ育ったからこそ、現在の生活があることを再認識し、今の子供たちが将来「夢」を追いかけられる環境を、我々アラフォー世代が作っていかなければならない、ということで意気投合しました。

熱意あふれる会議所メンバーから多くの事を学ばせていただきました。 
っと同時にいつの間にか年を重ねている自分にも気づいたりして・・・(汗)。


今年も皆様のご声援のおかげで、全てのエアショーを無事に終了する事ができました!
スタッフ一同、心より感謝いたします。

そして、来年に向けてスモークオン!


                                     室屋義秀

2010年11月18日木曜日

Last Airshow 2010

こんばんは。

今週末の、20日(土曜日)に今年最後のエアショーを、茨城県・土浦で行います。


このイベントは、土浦青年会議所の皆さんが、~空のF1を雄翔の地つちうらに~と題して、土浦まちづくりシンポジウムを企画され、カレーフェスティバルと協働して行われます。

土浦にはご存じのように、自衛隊・霞ヶ浦基地があり、戦中は海軍の要衝で、霞ヶ浦では水上機の飛行も行われていました。
また、巨大飛行船ツェッペリン号の寄港、チャールズ・リンドバーグ氏の訪問、全国三大花火大会である「土浦全国花火競技大会」等、土浦は空と深いかかわりがある街なのでそうです。

(写真は、リオデジャネイロ/ブラジル)

そして今回のイベントは、将来の「レッドブル・エアレース」の招致を目指して、土浦青年会議所のメンバーにより企画され、今年早くから熱心に打診いただいたお陰で実現にいたりました。 

世界を転戦して、レースで飛んでいるパイロットとしては、このように日本国内から誘致に手をあげていただけるの、なんともうれしい限りです。


フライトは、10:15と14:45の二回を予定しています。
また、フライトの合間に会場に駆け付け、11:45から土浦まちづくりシンポジウムで講演もさせていただきます。(こちらは、フライト以上に緊張しております・・)


                          室屋義秀


2010年11月16日火曜日

Jスポーツでレッドブル・エアレース2010全6戦一挙放送

こんにちは。
今日から福島もすっかり寒くなりました。飛行場の朝は、3℃。 
離陸状態までエンジンを暖めるのに、10分以上かかるようになりました。


昨日は、日本操縦士協会の会議室で来年の全日本曲技飛行競技会に向けての検討会がスタートしました。
今年の成果を受けて、実行委員のメンバーが非常に精力的に準備を進めています。 
私も準備しなければと思っていましたが、まだエアショーシーズン中で移動が多くチョッと焦っていたところ、議案から検討事項まですでに準備されていました。
縮小傾向が著しいジェネラルアビエーションにおいて、曲技を含むスポーツパイロットは著しく増加する流れにあり、今後の発展に向けて皆の方向性が定まってきた感じが、私個人としては非常に嬉しく感じられました。
安全対策等々、知りうるノウハウを全て投入して、安全確実な普及につとめる必要性を再認識しました。

*********************************************************

Jスポーツで、レッドブル・エアレース2010全6戦一挙放送します!
この機会をお見逃しなく! (私もゆっくりこたつで観戦するのが楽しみです。)

12/20(月)締め切りでグッズプレゼントもあります。
http://www.jsports.co.jp/present/index.html#pre_101109_1
 


11月17日 (水) 19:30 - 20:30
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ 2010
シーズンレビュー
 
11月17日 (水) 27:00 - 28:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ 2010
シーズンレビュー

11月21日 (日) 05:00 - 06:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ 2010
シーズンレビュー

12月13日 (月) 10:00 - 11:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ2010一挙放送 #1
アブダビ(アラブ首長国連邦)

12月13日 (月) 11:00 - 12:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ2010一挙放送 #2
パース(オーストラリア)

12月14日 (火) 10:00 - 11:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ2010一挙放送 #3
リオデジャネイロ(ブラジル)
 
12月14日 (火) 11:00 - 11:30
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ 2010 特別編
日本人パイロット 室屋義秀特集 #1 新たな挑戦 
 
12月15日 (水) 10:00 - 11:30
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ2010一挙放送 #4
ウィンザー(カナダ)&ニューヨーク(USA) 
 
12月16日 (木) 10:00 - 11:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ2010一挙放送 #5
ユーロスピードウェイ(ドイツ) 
 
12月16日 (木) 11:00 - 12:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ 2010 特別編
日本人パイロット 室屋義秀特集 #2 リベンジ 
 
12月17日 (金) 10:00 - 11:00
レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ2010一挙放送
シーズンレビュー
 
 
 
 
                                室屋義秀

2010年11月12日金曜日

モア More 12月号 (宮崎あおい さん表紙)

こんにちは。

先日、とある人に女性誌に記事がのっているのを見ました、っと言われました。
モア12月号273ページにある、『オトコ好き』女芸人の松本美香さんの、『偏愛アスリート』コーナー!
この松本美香さんは、独女の「ジャニヲタ」のリーダー的存在?らしく、辛辣なオトコ描写でアラフォー世代から絶大な支持を受けているカリスマ。このような方に注目いただき、初めて女性雑誌に取り上げてもらいました!
いやはや、嬉しいやら恥ずかしいやら・・・・・。
是非お買い求めくださいませ~。


                                      室屋義秀

2010年11月8日月曜日

TBS 『Nスタ』で特集が放送されます。

こんにちは。


週末の6日(土)は、レッドブルのキャンペーンイベントで、抽選で見事に当選した方々が、エアレース体験飛行をされました。
10月の全日本曲技飛行競技会でも大活躍した、エクストラ200型機を使用して2Gの旋回から始めて、宙返り・ハンマーヘッド・背面飛行等のエアロバティックス体験、そしてエアレースの模擬フライトを行いました。
皆さん楽しんでいただけたようで、私にとっても楽しいイベントでした。
今後もこのようなイベントを通じて、多くの方々にエアレースやスカイスポーツの楽しさを経験してもらいたいと思います。



そして7日(日)は、埼玉県加須市で行われた『利根スカイフェスティバル』に参加してきました。
加須市商工会青年部の皆さんが熱心に準備され、大変集客力のあるイベントとなってきたようです。 やはりこのような情熱が地域を発展させていく原動力のようです。
晴天に恵まれ、多くの観客が訪れたようで駐車場も満杯なのが、上空から良く見えました。

また離着陸は、羽生ソアリングクラブにご協力いただき、羽生滑空場を使用させてもらいました。
羽生ソアリングクラブは、滑空スポーツを通じて、スカイスポーツの振興と地域の発展に寄与することを目的として設立されたNPO法人で、『利根スカイフェスティバル』でも見事なフライトを披露されていました。
私も参加している、NPO法人ふくしま飛行協会と活動趣旨も近く、非常に快適に立ち寄らせていただきました。ありがとうございました!

 
この週末の模様を、TBS 『Nスタ』で取材いただきました。 (関東地方のみ放送予定です。)
放送は明日、11月9日(火曜日)の18:15頃の予定です。(事件等により放送が延期になる場合があります。)
是非ご覧ください!


                           室屋義秀

2010年11月3日水曜日

レッドブルキャンペーン&利根スカイフェスティバル

こんばんは。


先週末は天気に翻弄されましたが、昨日やっと福島に戻りました。
(富士山も冠雪してました。)


さて今週末は、土日連続でイベント予定です。

6日(土曜日)は、レッドブル・キャンペーンで体験搭乗を含めて終日フライト予定。
一般見学は、11:00ごろがお勧めです!

7日(日曜日)は、埼玉県加須市「利根スカイフェスティバル」でフライトします。
13:40~14:00のフライト予定ですのでお見逃しなく!




                                  室屋義秀

2010年11月1日月曜日

こんにちは。

今日も福島までは帰れず静岡にいます。

伊勢上空

今回のエアショーは台風から雨と、天気に翻弄されています。
お天道様には勝てません。

さて今回フライト出来なかった「宮古姫みなとフェスタ」ですが、実行委員の中心者である御坊市観光協会会長と前日に食事をご一緒させていただきました。
今回は台風が迫る中、市内で行われるみなとフェスタ以外のイベントは全て事前に中止となったそうなのですが、会長の熱意で、「宮古姫みなとフェスタ」だけは準備を進めたそうです。
その熱意の甲斐あり、台風は土曜日の朝には足早に通過して行きました。台風の余波を予想してフェスタの会場設営は、日曜日の午前2時からと設定して人員も手配していたとの事で、準備万端で当日に臨まれました。

しかし突然発生した低気圧の影響で朝から雨模様に・・。御坊の会場は飛行可能な気象状態でしたが、南紀白浜空港は悪天が続き残念ながら離陸できませんでした。

1998年にエアショー活動を開始し、170か所ほどでのフライトを行ってきましたが、過去飛行できなかったは一度だけ。今回2度目のフライト不可となってしまい、非常に残念でなりません。
フライトを楽しみに駆けつけてくれた皆様、またの機会にいらしてください!



                                           室屋義秀

2010年10月30日土曜日

宮古姫みなとフェスタ

こんばんは。

昨日台風通過前に南紀白浜入りしました。
尾瀬近辺は、すっかり紅葉しています。



今日は台風一過の白浜で準備を行いました。
 台風も駆け足で通過し、明日のフライトは予定通り実施予定です。



10:15 と 13:30の二回のフライトをお見逃しなく!
http://www.city.gobo.wakayama.jp/0410ka/22minatofesuta3/images/22fesuta-chirasi.pdf


また、現地では写真集「Sky is the limit」も30部限定販売します!
(今日サインをさせてもらいました! 是非お買い求めくださいませ!)



                                  室屋義秀


                            室屋義秀

2010年10月27日水曜日

日韓で思うこと

こんばんは。


昨日、冬空の中を福島まで飛んで帰ってきました。
アクロ専用機は暖房装置すらついていませんので、機内は外気温と同じ。
上空の強い偏西風にのるために、3000mほどの高度をで5時間ほど、氷点下の機内で寒さに耐えながら帰ってきました。
 
(写真は99年の韓国のエアショーのもの。)
(投稿とは関係ありません・・。)


さて、韓国人と日本人について考えてみたことです。
見た目も似ていれば、お辞儀などの風習も非常に似ているのですが、言語は異なります。
しかし、韓国滞在中に多くの日本語を話す方と会うことができました。彼らに聞くと言葉の構成が似ているので勉強しやすいとの事でした。
確かに日本語と韓国語は、ウラル・アルタイ語族という根本的には同じ系統の言語であるので、当然なのかもしれません。
(しかし韓国の方たちは勉強熱心です!)

同語族から派生していった民族としては、同様の文化を形成していくのも当然の流れなのかもしれません。
韓国の基本的な思想の基本には儒教があり、考を中心とする家族倫理が強く、各種の礼はこの思想を背景に生まれているとのことでした。
[仕事の都合で、親の死に目に会えない]、といったことを日本では場合によっては、仕事に対する熱意として好意的に受け取られる場合もありますが、韓国では非情な親不幸としてありえない話となるようです。

儒教自体は中国で生まれ、陸続きの韓国へこれが伝播し浸透していったとの事。
一方の日本は、大海を隔てて世界史から孤立した時間を送ってきたことから、仏教や儒教といったものが伝わりながらも独自の文明を築いてきた結果、武士が支配する封建社会であると同時に前期資本主義的な経済社会観念を、鎖国的状況のなかで築いてきました。
このような地理的な差も、大きく文化の差に結びついて行ったでしょう。(スホーイで飛べば40分足らずの海なのですが・・)

司馬遼太郎さん(好きでよく読んでます)は、「文明とは、多分に技術的で誰もが参加出来るものを指す。文化は多民族にはない特異な迷信・慣習・風習を指す。」と定義しています。
なるほど、話す言葉などの文化は違えど文明は共通。だから我々も国際的に航空ショーにも参加でき、またその土地の人々と交流することができるのだなー、と思ったりしながらの帰国でした。

                                                                                       室屋義秀

2010年10月24日日曜日

かむさはむにだ・さちょん


こんにちは。



Sacheonエアショーも無事に終了しました。

今日は残念ながら朝から雨模様で、フライトは全てキャンセルでしたが、多くの方が見学に訪れていました。 中には国内でエアショーに来てくださるファンの姿も!何ともありがたい限りです。



さてこのエアショーは、Sacheon市が主催し空軍がサポートする形で実施されています。
写真に写っている、KAIという韓国の航空機製造会社が存在し、韓国の航空産業の70%が集まっているといわれる都市なのです。

その技術力と存在を内外に示す目的で、国際的な航空ショーを今後も継続して行う構想で、来年以降も継続して行う方針のようです。
航空都市として飛躍的に発展を続けるSacheon市の航空に対する熱気が伝わり、我々も出来る限りのノウハウを提供していく予定です。

日本でも各メーカーが航空機を製造していますが、あまり宣伝されていません。
このようなプロモーションを国際的にうつことは、非常に国益になると感じました。


No Photo??

この女性はバイクのスタントウーマンで飛行機とのレースも行いました!






さて、今回はフライトが無いので韓国に来て異文化を楽しむとともに、歴史的背景などについて考える時間がありました。
次回にでも書い てみたいと思います。






室屋義秀

2010年10月21日木曜日

あんにょはせよ

こんばんは。

昨日、岡山を出国して韓国・Sacheonに飛んできました。

岡山ではJapconさんの格納庫に泊めていただき、色々とサポートをいただきました。
膨大な数のビジネスジェット機などの高級自家用機がひしめき合う施設を、非常に暖かくて楽しいスタッフの方々が支えているようで、航空先進国に来たかのような錯覚をおこしました!
色々とお世話になり、ありがとうございました。


翌日岡山を出国し、下関を通過すると洋上を対馬へ向けて一直線。


対馬を抜けると5分で国境越え。といってもただの海。 地球が生き物だとしたら、勝手に線を引かれて怒ってるんじゃないかな?などと考えていると、すぐに韓国の陸地が見えてきました。

その後15分でプサン国際空港に到着です。


一時間ほどで、入国手続き・その他を済まして、いよいよサチョン空港へ。



20分ほどのフライトで到着し格納。


やっぱりいつもより緊張感があるせいか、ちょいと疲れた感じがしました・・・。
夜はチゲ鍋を食べて早くに就寝。


明日から、エアショースタートです。
(今回はユルギス・カイリスさんのサポートなので飛びませんが)


                                室屋義秀

2010年10月18日月曜日

空族、次は韓国へ

おはようございます。

ふくしまスカイパークで行われた『エアロスピリッツ・りんご祭り』は、週末に13,000名のお客様を迎えて、大変な熱気に包まれました。


今回もふくしま飛行協会会員をはじめ、100名近いみなさまの力を結集して、イベントは成功に導かれました。


福島市からは、ミスピーチもかけつけました。


宇宙に夢をはせる少年たちも。


そして、エアバンデッツ!
今回は2日間にわたり大騒ぎしてきました!






さて、次は韓国へ。
明日にはスホーイで出発です!


室屋義秀

2010年10月16日土曜日

空族で大騒ぎ

こんばんは。

今日は空族で大騒ぎしてきました。
明日も快晴です、お見逃しなく!!



                       室屋義秀

2010年10月15日金曜日

空賊 Ready

おはようございます。

ふくしまスカイパークでは、先週末の第一回全日本曲技飛行競技会に続き、今週末はエアロスピリッツ・りんご祭りが開催されます。
競技会は成功裏に終了し、大きな反響を得ています。
私も長年の夢が具現化した一歩として大きな成果を感じました。
関連記事はこちら:http://blog.oricon.co.jp/deepblues/archive/668/0


世界チャンピオン、ユルギス・カイリス氏も来日しています。 (うちに泊ってます。)
ユルギス・カイリスは、特にフリースタイルでのフライトを得意とし、57歳となる現在でも世界の頂点で戦い続けている、怪物おじさんです!
ユルギスの強みは、やはり強靭な精神力なのかと思います。異国の地でもその文化を受け入れ、同化しています。強く洗練された精神がなければなかなか難しいことだと思うのですが、彼はいつも楽しみを見つけて笑っています。
このあたりが世界の頂点を極める道なのかもしれません。

今週末は快晴の予報です。
皆さま、国内最高峰のエアショーに遊びにいらしてください!!


                                室屋義秀

2010年10月12日火曜日

激戦の末に!!

おはようございます。

昨日まで行われた、第一回全日本曲技飛行競技会は無事に終了しました。
好天に恵まれたこともあり、2日間で10,000人と予想を大きく超える方来場いただきました。

運営に関わった全てのボランティアスタッフの皆様、総勢70名近いスタッフに参集いただいたおかげで、無事にそして成功に終わりました。

大変お疲れさまでした&ありがとうございました。

大会の模様はこちらから:http://teamdeepblues.jp/championship/gallery.html



10日(日曜)は、降水確率90%の予報をくつがえし快晴となり競技飛行を予定通りに消化。
11日(月曜)は、快晴と思われましたが、飛行空域に雲がかかり午前中待機のあと、午後に残りのフライトを実施でき競技は成立しました。 
各パイロットともに各地で練習をつんで参戦しているだけあり、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられました。
成績は以下のとおりです。 
オフィシャルリザルト:http://teamdeepblues.jp/championship/entry_list.html

<曲技飛行:クラス2>

1位 岩田 圭司 2254.9
2位 小幡 重人 2241.3
3位 芦田 博   2100.1

<曲技飛行:クラス1>
1位 谷川 敏郎 1007.9
2位 荒牧 和弘 476.5
3位 三好 恒紀 435.2

<着陸競技>
1位 猪口 春生
2位 原田 茂
3位 三好 恒紀



さて、選手の中には機体のオーナーで十分に練習を積んだ人、海外で訓練を積んできた人、そして時間や費用の関係から十分な練習ができなかった人と様々ですが、それぞれの事情の中でベストを尽くして戦っていたように見受けられました。
選手が控える展示場内は、終日緊張感に包まれていました。


結果としての目標は達成できなかった人もいたようですが、目標に向かう過程の結果としてみると、皆さん十分に達成されたように見受けられました。 
今後の活躍が楽しみです!


                                室屋義秀

2010年10月8日金曜日

vol12 ちぎれ飛んだキャノピー

おはようございます。

明日からの全日本曲技飛行競技会に向けて選手が日本各地から集まってきています。
ふくしまスカイパークでは連日訓練がつづけられて、熱気が高まっています。
今週はじめには、冗談ぽかった選手たちの地上心理戦(笑)も、だんだんホンキモードとなってきていて、緊迫感が漂い始めました。
 今日から競技委員・ボランティアスタッフも多く集まっていただけ、総勢70名近い方が駆けつけてくれます。皆さんの無償支援があって初めてこのような大会は成立します。 感謝感謝。 週末3日間よろしくお願いします。




さて、レッドブルエアレースデビュー前から連載取材していただいている、「Faust」にウィンザー戦の様子がアップされました。
 この連載記事は、浅田さんというライターの方に取材していただいているのですが、起こった内容は勿論のこと、心理状態まで正確に描写していただいています。
迫真の記事、是非ごらんください。
http://www.faust-ag.jp/#acp/master/cat91/vol12.php


                                 室屋義秀

2010年10月6日水曜日

間もなく、第一回 全日本曲技飛行競技会

さて、第一回 全日本曲技飛行競技会がいよいよ来週に迫ってきました。

先週末から続々と選手が集まり訓練が続いています。
昨日も3名の選手が訓練。 今日は5名が訓練をするようです。



競技フライトとは別に私もデモフライトを行います。
今回は久しぶりのスホーイ26を予定。 
スホーイでフライトはめったに行いませんので、お見逃しなく!

スケジュールは以下の通りです。

10月10日(日) 

10:00-13:15 曲技競技飛行(予選/クオリフィケーション)
13:20-13:35 エアショー
13:40-14:30 着陸競技飛行(1)
14:45-17:00 曲技競技飛行(規定)

10月11日(月) 
08:30-09:50 曲技競技飛行(規定)
09:51-10:40 着陸競技飛行(2)
10:45-13:54 曲技競技飛行(フリー)
13:55-14:47 着陸競技飛行(3)
14:50-15:00 エアショー
15:00-15:10 表彰式





運営準備も大詰めですが、ふくしまスカイパークに熊があらわれました。
飛行場のサル用の檻に入っていたのです!」

まあ、熊の詳細はこちらで : http://tdbstaff.exblog.jp/11370861/

                                        室屋義秀

2010年10月5日火曜日

栗城史多さん (エベレスト単独無酸素登頂に挑戦)

おはようございます。

いまエベレスト単独無酸素登頂に挑戦中で、大注目の登山家「栗城史多さん」が惜しくも、登頂ならずに下山中のようです。
詳しい模様は、ブログにてご覧ください。http://ameblo.jp/kurikiyama/



実はこの栗城さんとは、帰国後に対談予定がありとても楽しみにしています。
マイクロソフト社の「ブルートラックマウス」とい新商品のキャンペーンで、ご一緒させてもらい(まだ直接お目にかかってませんが・・)、帰国後の対談となったのです。

キャンペーンの詳細はこちらで、http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/bluetrack/special/




パイロットの世界では、3000m~4000mは30分間、4000m以上では、常時酸素の使用が義務付けられています。 http://www.aeromedical.or.jp/igaku/kouku7.htm
 
 なので8000mの山に酸素を使わず一人で登る、なんてことは常識から、それにそれた内容なのです。一体どうやって???、疑問ばかりが浮かんできます。
 
 今回はタイミングが合わずに登頂を断念して下山されたようです。
これほど大掛かりななチャレンジでは、背中を押してくれる人はたくさんいると思いますが、真摯に責任をしょって引きとめてくれる人はほぼ皆無でしょう。 
行動力や判断力のもととなる、心の力がずば抜けて強いんだなー、と感じました。見習いたいものです。
対談がとっても楽しみです。
 
 
                                    室屋義秀

2010年10月1日金曜日

「銀の翼週間」 メディア訪問

こんばんは。

今日は、ふくしまスカイパークで準備中の「銀の翼週間」と題して2週間にわたって行われる、第一回全日本曲技飛行選手権(10月9・10・11日)そしてエアロスピリッツ・りんご祭り(10月16・17日)の広報活動として、福島市役所への表敬訪問、そして地元新聞各社を回ってきました。
明日の、河北新報、福島民友新聞・福島民報新聞に関連記事が掲載されると思います。


最初に訪問した福島市ですが、福島市長が曲技飛行競技会の名誉会長を務めてもらえるなど、非常に強いバックアップをいただいています。 
というのも、平成18年に指定管理者制度のもと、NPOふくしま飛行協会は、ふくしまスカイパークの管理者となり、日々業務に従事していてます。 
この環境の下、行政と民間との良好な関係性を維持し、互いの得意分野を持ち寄り補完して、ともにスカイパークそして地域の発展のために知恵を絞っているのです。
このような長期にわたる実績を背景に、今回のようなイベントの企画実行が可能となっているのです。

また、地域マスコミも非常に好意的に協力していただいているおかげで、イベントのたびに非常に多くの人が訪れ、地域に認知されたイベントなりつつあります。
福島における指定管理のモデル事業としても注目されているだけに、運営側も力が入ります!



っとまあ固い話となりましたが、明日は競技会へ向けて多くの方が練習に来るようです。
賑やかな週末となりそうです。


                               室屋義秀 

2010年9月28日火曜日

スカイレジャージャパン IN 福井

こんにちは。

9月25-26日と行われた、スカイレジャージャパン IN 福井が終了し、福島に戻りました。

両日とも好天に恵まれ、予定通りにフライトすることが出来ました。
実行委員の皆様の万全の準備により我々参加者は、多くの皆様の前で安全に飛行することができました。 大変お疲れさまでした&ありがとうございました。
4万人ぐらいの観客数だったようで、多くの皆さんにスカイスポーツの楽しさを味わってもらえたことと思います。

このスカイレジャージャパンは、1989年に航空局の指針により開始された事業で、航空の原点となる航空スポーツ分野の統括団体から、国内屈指のメンバーをそろえて開催されます。
これまでの航空スポーツになじみの無い方が体験し、クラブまで紹介してもらえるイベントで、航空スポーツ啓蒙の主役として現在まで続いている、日本最大級の航空イベントです。

国土交通省航空局の監修の元、航空スポーツ諸団体を統括する(財)日本航空協会が空の部門の準備を整え、開催地の地元側が地上側の準備を共同で行います。
空は日本各地からトップフライヤーを集め、また地上イベントを地元が準備することで、地域の観光イベントとしても遠方から来た来場者に楽しんでもらうことができるように、非常に緻密に準備されています。
昨年は、私の地元のふくしまスカイパークでも実施されて、観光資源のイベントとしの価値も高く評価されています。

 
 



さて、この福井でのデモフライト1日目は風が強く、非常に精密なフライトが要求されました。
特に曲技飛行の空域が狭いのに加えて、上空は10m/秒以上の風が吹いていて飛行ポジションを保つのが非常に厳しい条件。特に観客席側へ流される風なので注意が必要でした。
垂直上昇からトルクロールなどを実施すると、上昇から降下してくるまで40~50秒かかります。
しかし飛行空域は横幅400mほど。風速10mの風が吹くと、40秒で400m流されますので、空域をはみ出してしまいます。 
かといって、斜めに上昇したのではマニューバーとして非常に見た目が悪くなります。
そこで地上からわからないように、3度ほど垂直軸をずらし上昇~降下するとほぼ風を打ち消す事ができます。
実はこの日、このような微調整を繰り返して空域内で飛んでいました。
着陸してみんなに感想を聞いてみると、『いつもとかわらない』との感想! 
そうです、わからなければ大成功なのです。
競技ではこのような技を多用するのですが、わかるほどずらすと審判に減点されてしまいますので。
 
 
                                          室屋義秀
 
 

2010年9月23日木曜日

花巻空港スカイフェスタ

こんばんは。

今日、岩手花巻空港で行われたスカイフェスタは無事に終了しました。
朝から雨が降り続き、12:30に予定されていた一フライト目はキャンセル。
二回目の15:00は、ギリギリで雨も上がりフライトすることが出来ました!
雨の中長い間お待ちいただいた皆さん、寒い中ありがとうございました。


さて、花巻空港は私のエアショーデビューフライトの場所で、1998年から13年呼んでいただいています。
花巻空港(本社:仙台空港)に事務所をかまえる、北日本航空さんにお世話になったのが縁で、現在でも格納をはじめ各種調整まで様々なサポートをいただいています。 
航空局(管制塔)・気象事務所・空港事務所・岩手防災航空隊などみなさま、フレンドリーな雰囲気で例年迎えていただき、大変楽しく過ごさせていただいています。
今年もありがとうございました!




 このスカイフェスタ、5年ほど前には記念事業として大がかりにが実施され、三万人を超える人が駆けつけ、花巻の一大イベントとなりました。 その後滑走路延長そして新ターミナルも建設され県民の空港として大きく飛躍したように感じました。
それ以来大変お世話になり、裏方を務めた方と今日は夕食をご一緒させていただきました。
すでに花巻の工業界では成功された方で、空港活性化のような地域貢献活動は商売とは無縁。
では、なぜこのような無償の活動を熱心に行うかというと、自分の持ちうる能力を次世代に継承していくためだとのことで、哲学の深さと卓越した能力が成せるわざに感嘆させていただきました。
自らも能力を磨いて見習いたいものです。
http://www.noma.or.jp/bcd/2008/kouen/02.html


さて、明日は福井へ移動。
次は、スカイレジャージャパンです!


                               室屋義秀

2010年9月21日火曜日

室屋義秀ドキュメンタリー EAC編 (European Aerobatic Championship)

こんばんは。

今日は花巻温泉に来てます。
明日の天気予報が悪いので、予定を一日早めて移動してきました。
今日は西日を浴びながら日没前に、40分ほどで到着しました。


このドキュメンタリーはレッドブルエアレースパイロットを目指し、2008年に曲技飛行ヨーロッパ選手権に挑戦した時のものです。

 レッドブルエアレース参戦に必要な技量を磨くために、8カ月にわたってスペイン・チェコにてトレーニングキャンプを行いました。  
レッドブル・ジャパン社の全面的なバックアップにより実現したこの集中トレーニングにより、操縦技術は飛躍的に向上し、エアレース参戦に必要なスーパーライセンス試験合格へとつながりました。 
これまでの訓練環境からすると、これほどの好条件で訓練できるのは夢のまた夢!
プレッシャーもあり厳しい訓練でしたが最高のチャンスをいただきました。感謝感謝です。


第一話(1/3)


第二話(2/3)



そして、この映像を製作したのはディープブルース。 
プロデューサーは芦田さん。ディレクターは野澤さん
まだまだ先の見えない状態でのEAC参戦を自費で海外撮影を敢行していただいたおかげで、エアレースデビュー前の貴重な映像として残りました。
さすがは、中小企業マーケティングのプロは目の付けどころが違います。
第三話は、来週に公開されますのでお楽しみに。


そして、このとりあえず撮りためた映像を特番として放送してくれたのが、Jスポーツ。
非常に応援していただいています。
9月25日(土)  17:00~17:55には、私の特番が放映されます。

<レッドブル エアレースワールドチャンピオンシップ2010>
~日本人パイロット 室屋義秀特集 #2 リベンジ~
*再放送も多くありますので、ご確認ください。

レッドブル エアレースワールドチャンピオンシップ2010>
~ユーロスピードウェイ(ドイツ)~
9月22日(水)  12:00~13:00
9月23日(木)  12:00~13:00
10月17日(日)  05:00~06:00


その他の映像;
http://www.youtube.com/user/YoshihideMuroya


                                       室屋義秀

南紀白浜エアショー 終了

こんにちは。

19日(土曜日)に南紀白浜空港で行われた、「空の日フェスタ」は超快晴のなか全てのスケジュールを無事に終了しました。

今回も、主催者の皆さまはじめ多くの皆様の入念な準備のおかげで大盛況でした。

この空の日フェスタは、和歌山県庁が先頭に立ち、空港の活性化をはかるために行われています。 例年一万人近い人が訪れ、普段は見学出来ない空港の中を見学することが出来ます。
管制塔の中や、防災ヘリコプター基地など普段は立ち入りできない空港運営の現状を見学できること、閉ざされた(セキュリティー上必要ですね)空港のイメージが身近なものに感じるようです。 
結果として航空定期便の利用も増えていくようで、非常に意義のあるイベントとなっているようです。

実行委員の皆さま、大変お疲れさまでした&ありがとうございまいした。
サポートいただいた皆様、ありがとうございました!






さて、次は9月23日、花巻空港です!
エアショースケジュールはこちらから、http://teamdeepblues.jp/schedule.html



                         室屋義秀

2010年9月15日水曜日

滑空会の偉人

こんばんは。

今日は曲技飛行競技会の諸調整に東京へ行ってきました。

航空局へ現状報告のために伺い、色々と助言をいただきました。
その話の中で、国土交通省の観光庁ではスポーツと観光を融合する新部署が出来たとの情報もいただけ、曲技飛行競技会などもその一翼を担えるのでは?などと、スカイスポーツの推進に非常に発展的なお話をいただきました。
航空局も、スポーツとしての発展のための規制緩和と安全確保のための規制の絶妙なバランスについて日々検討されています。


その後、競技会実行委員会の皆さんと競技会のルール・スケジュールなどに詳細についての、最終打ち合わせをしました。
競技会へのエントリーは今日締め切りでしたが、曲技競技16名・着陸競技10名と非常に多くのかたがエントリーされています。 今から大会が楽しみですね!


打ち合わせ後に、航空協会に立ち寄ったのですがここでまた航空会の重鎮とお会いしました。
佐藤一郎さんという方で、関宿滑空場の場長として私が学生時代(20年前)からお世話になった方です。 学生だった当時は佐藤さんに厳しく指導いただきました(笑)。(当時は、めちゃめちゃ怖い人というイメージでした。スイマセン・・)
 今日たまたま、時間があり過去の偉業についての話しを伺いました。
現在、飛行機の耐空検査(車の車検)は、航空局の検査官が行います。しかしグライダーの耐空検査は、民間の耐空検査員という有資格者にその権限が移譲されていて、休日でも検査を受けることができます。
 グライダーの検査も、戦後しばらくは官が行っていたそうですが、機体の増加により民へ移譲されていったそうです。 この検査制度の維持のための事務方を佐藤さんがほぼ一手に引き受け、技術の進歩に合わせて改良してきたとの事。
 特筆すべきなのは、80年代に技術の進歩で生まれてきたモータグライダーが日本の古い規定では、国内で飛ばすことができないとう状況がうまれ、航空先進国に遅れをとらないためには、法改正の必要がでてきたそうです。 その法改正にも尽力された結果施行にいたり、結果として国内で爆発的にモーターグライダーが増えた、ということもあったそうです。

また、グライダーにはVHFという飛行機一般に使用される無線機の搭載が認められていなかったらしいのですが、郵政省との10年にもわたる技術検証等により改正にこぎつけたそうです。現在では皆当然のようにVHF無線機を搭載して飛んでいます。私も無線機の搭載は当然だと思っていました・・。


このような先人の影の偉業には、感謝感謝です。
現在のスポーツ航空が発展しているのはこのような努力の上にあるようです。
今後もLSAなど新たな航空機が主役となる時代がくるかもしれません。私も先人を見習い次世代へ継承できる活動をしたいものです。



                                    室屋義秀

2010年9月12日日曜日

第一回 全日本曲技飛行競技会

こんにちは。

10月9~11日にかけて、ふくしまスカイパークで『第一回 全日本曲技飛行競技会』が開催されます。
私もこの大会のスタッフの一員として準備に加わっています。

 昨年の11月に日本で初めての曲技飛行大会ということで試行した結果、今後の曲技飛行やスポーツパイロットの技術向上・安全啓蒙・情報交換・交流に非常に効果が高いとの結果を受けて、今年正式に全日本選手権として開催となりました。
 国土交通省航空局のレジャー航空指導室をはじめ、東京航空局保安部運用課など様々な部署からの指導を仰ぎながら、日本航空機操縦士協会(JAPA)そして日本航空協会の支援を受けて準備を進め、将来のパイロット育成のための基盤となるべく、大会の準備に取り組んでいます。

大会の実行委員長は、奥貫博さんです。
航空ファンおなじみの、奥貫さんは現役でエアショーを行うパイロットです。
スバル製のFA200を飛ばして右に出る者はいないといわれる、飛行技術もさることながら、JAPA発行のPILOT誌をはじめ様々な航空関係(特にジェネラルアビエーション関連)について、記事を執筆されるなどして、献身的にスポーツ航空の普及に励んでいる重鎮です。
また、その指導者としての公平性や人格から、実行委員長の任をお願いする事となりました。



チーフジャッジは、鐘尾みやこさんです。
 東京農工大学工学部卒業後に特許庁入庁された主席審判官です。
グライダーの競技では様々記録を打ち立てた名パイロットで、曲技飛行世界選手権(滑空機)への参戦経歴もある方です。
 日本で初めて、国際大会の審判資格を取得され、今回は日本の事情に合わせたルール作成から、アメリカで現役パイロット・審判の方を招へいするなどされています。
 また、日本女性航空協会の理事長も務められ、広く航空普及に励んでおられます。
今大会はこの日本女性航空協会から運営費の一部を負担いただいています。(ありがとうございます!)



その他、下記の後援をいただき準備を進めています。

・福島県県北地方振興局
ふくしまスカイパークのイベントとして予算支援いただいてます。


・福島市
市長が大会名誉会長を務めていただけます。
最上位クラスの優勝者は、福島市長杯としてトロフィーが送られます。

・特定非営利活動法人ふくしま飛行協会
滑走路・ハンガー・スタッフ・ボランティアスタッフと多岐にわたり協力いただいています。

・特定非営利活動法人Super Wings
着陸競技のノウハウ提供、選手派遣、大会運営管理方法など多岐のノウハウをいただいています。

・チーム・ディープブルース
今回は、一般観客向けにエアショーも実施します。

・JNAC (Japan National Aerobatic Club)
Extra200型機を機体が準備できない選手へ広く提供していただいています。選手の半数はJNACの機体により飛行可能となりました。

・WP Competition Aerobatic Team
ジャッジとして、はるばる四国から駆けつけていただきます。 またスポーツマンクラスの演技の解説も執筆されています。

・社団法人日本女性航空協会
上でご紹介したとおり。

・社団法人日本飛行連盟
多数の連盟会員に向け情報発信をいただいています。

・有限会社パスファインダー
事務局をつとめます。



大会に向けて、選手の皆さんは練習に余念がないようです。
ふくしまスカイパークでも毎週末、練習が行われています。

今後、選手の皆さんがこの大会のプラットフォームを利用して、個々の様々な活動に生かしてもらいたいと願っています。
結果、安全啓蒙がなされてスポーツ航空全体の発展につながると確信して、この大会の技能・安全委員長、そして事務局を担当させていただいています。



事務局はBOXマーク設置のために山の中で作業中です!!
(作業をお手伝いいただいた皆さん、ありがとうございました。 来週まだ続きますので、よろしくおねがいします!)



                               室屋義秀

2010年9月10日金曜日

REDBULL TV 撮影

こんばんは。
昨日・今日と二日間にわたって、レッドブル(インターナショナル)のウェブTVの取材を受けました。

撮影クルーは、はるばるイギリスから来てくれました。

撮影の内容は、エアレースパイロットの普段の生活やバックグランドを取材するというもので、エアショー活動の基盤となっている「ふくしま飛行協会」の成り立ちや理念についてからはじまり、各所で撮影をさせてもらいました。



温泉入浴シーンは、土湯温泉「はるみ屋旅館」さんに貸切露天風呂を提供いただきました。
普通貸切露天といえば、こじんまりとしたお風呂を想像しますが、ここは巨大な風呂があり、お湯の具合も含めて最高でした。
湯上りには、イワナの刺身(活きづくり!)もご用意いただき、イギリス人クルーは唖然としていました。(笑)



翌日、昼食は「吾妻庵」という流しそうめんに行ってきました。
外国人に喜んでもらおうと行ってきたのですが、素晴らしいロケーションの流しそうめんに我々のほうが楽しませてもらいました。



そして最後は、福島市「民家園」でインタビューが行われました。
貴重な文化財をこころよく使用させていただきました上に、帰り際には梨までご馳走いただきました。


各所で皆さんに大変好意的にご協力いただけ、イギリスから来たクルーは、日本人の親切さに感動して帰って行きました!
重ねまして、ありがとうございました。


番組が出来上がったら、こちらで紹介しますのでしばらくお待ちください。


                                     室屋義秀

2010年9月4日土曜日

レッドブル・エアレース・マガジン

こんばんは。



9月1日に、<レッドブル・エアレース・マガジン>が発売されました。
全国の書店または、コンビニで購入できます。
インターネットでの購入はこちらから。

レッドブル・エアレースのルール解説を含め、とてもよくわかる内容になっています。
これを読んでから、レッドブル・エアレースをみると、その面白さは数倍になると思いますので、とってもお勧めです。

特典には、90分の特典DVDも付いています。
これには、私の特集番組も収録されていますので、是非ご覧ください。



特集番組の第一話、前編はこちらからご覧いただけます。
http://teamdeepblues.jp/  (室屋義秀ドキュメンタリー 第一話)


今後、毎週一話づつ公開していきますのでお楽しみに!
(第一話は、中編・後編、そして第四話まで続いて行きます。)



                              室屋義秀