2010年10月30日土曜日

宮古姫みなとフェスタ

こんばんは。

昨日台風通過前に南紀白浜入りしました。
尾瀬近辺は、すっかり紅葉しています。



今日は台風一過の白浜で準備を行いました。
 台風も駆け足で通過し、明日のフライトは予定通り実施予定です。



10:15 と 13:30の二回のフライトをお見逃しなく!
http://www.city.gobo.wakayama.jp/0410ka/22minatofesuta3/images/22fesuta-chirasi.pdf


また、現地では写真集「Sky is the limit」も30部限定販売します!
(今日サインをさせてもらいました! 是非お買い求めくださいませ!)



                                  室屋義秀


                            室屋義秀

2010年10月27日水曜日

日韓で思うこと

こんばんは。


昨日、冬空の中を福島まで飛んで帰ってきました。
アクロ専用機は暖房装置すらついていませんので、機内は外気温と同じ。
上空の強い偏西風にのるために、3000mほどの高度をで5時間ほど、氷点下の機内で寒さに耐えながら帰ってきました。
 
(写真は99年の韓国のエアショーのもの。)
(投稿とは関係ありません・・。)


さて、韓国人と日本人について考えてみたことです。
見た目も似ていれば、お辞儀などの風習も非常に似ているのですが、言語は異なります。
しかし、韓国滞在中に多くの日本語を話す方と会うことができました。彼らに聞くと言葉の構成が似ているので勉強しやすいとの事でした。
確かに日本語と韓国語は、ウラル・アルタイ語族という根本的には同じ系統の言語であるので、当然なのかもしれません。
(しかし韓国の方たちは勉強熱心です!)

同語族から派生していった民族としては、同様の文化を形成していくのも当然の流れなのかもしれません。
韓国の基本的な思想の基本には儒教があり、考を中心とする家族倫理が強く、各種の礼はこの思想を背景に生まれているとのことでした。
[仕事の都合で、親の死に目に会えない]、といったことを日本では場合によっては、仕事に対する熱意として好意的に受け取られる場合もありますが、韓国では非情な親不幸としてありえない話となるようです。

儒教自体は中国で生まれ、陸続きの韓国へこれが伝播し浸透していったとの事。
一方の日本は、大海を隔てて世界史から孤立した時間を送ってきたことから、仏教や儒教といったものが伝わりながらも独自の文明を築いてきた結果、武士が支配する封建社会であると同時に前期資本主義的な経済社会観念を、鎖国的状況のなかで築いてきました。
このような地理的な差も、大きく文化の差に結びついて行ったでしょう。(スホーイで飛べば40分足らずの海なのですが・・)

司馬遼太郎さん(好きでよく読んでます)は、「文明とは、多分に技術的で誰もが参加出来るものを指す。文化は多民族にはない特異な迷信・慣習・風習を指す。」と定義しています。
なるほど、話す言葉などの文化は違えど文明は共通。だから我々も国際的に航空ショーにも参加でき、またその土地の人々と交流することができるのだなー、と思ったりしながらの帰国でした。

                                                                                       室屋義秀

2010年10月24日日曜日

かむさはむにだ・さちょん


こんにちは。



Sacheonエアショーも無事に終了しました。

今日は残念ながら朝から雨模様で、フライトは全てキャンセルでしたが、多くの方が見学に訪れていました。 中には国内でエアショーに来てくださるファンの姿も!何ともありがたい限りです。



さてこのエアショーは、Sacheon市が主催し空軍がサポートする形で実施されています。
写真に写っている、KAIという韓国の航空機製造会社が存在し、韓国の航空産業の70%が集まっているといわれる都市なのです。

その技術力と存在を内外に示す目的で、国際的な航空ショーを今後も継続して行う構想で、来年以降も継続して行う方針のようです。
航空都市として飛躍的に発展を続けるSacheon市の航空に対する熱気が伝わり、我々も出来る限りのノウハウを提供していく予定です。

日本でも各メーカーが航空機を製造していますが、あまり宣伝されていません。
このようなプロモーションを国際的にうつことは、非常に国益になると感じました。


No Photo??

この女性はバイクのスタントウーマンで飛行機とのレースも行いました!






さて、今回はフライトが無いので韓国に来て異文化を楽しむとともに、歴史的背景などについて考える時間がありました。
次回にでも書い てみたいと思います。






室屋義秀

2010年10月21日木曜日

あんにょはせよ

こんばんは。

昨日、岡山を出国して韓国・Sacheonに飛んできました。

岡山ではJapconさんの格納庫に泊めていただき、色々とサポートをいただきました。
膨大な数のビジネスジェット機などの高級自家用機がひしめき合う施設を、非常に暖かくて楽しいスタッフの方々が支えているようで、航空先進国に来たかのような錯覚をおこしました!
色々とお世話になり、ありがとうございました。


翌日岡山を出国し、下関を通過すると洋上を対馬へ向けて一直線。


対馬を抜けると5分で国境越え。といってもただの海。 地球が生き物だとしたら、勝手に線を引かれて怒ってるんじゃないかな?などと考えていると、すぐに韓国の陸地が見えてきました。

その後15分でプサン国際空港に到着です。


一時間ほどで、入国手続き・その他を済まして、いよいよサチョン空港へ。



20分ほどのフライトで到着し格納。


やっぱりいつもより緊張感があるせいか、ちょいと疲れた感じがしました・・・。
夜はチゲ鍋を食べて早くに就寝。


明日から、エアショースタートです。
(今回はユルギス・カイリスさんのサポートなので飛びませんが)


                                室屋義秀

2010年10月18日月曜日

空族、次は韓国へ

おはようございます。

ふくしまスカイパークで行われた『エアロスピリッツ・りんご祭り』は、週末に13,000名のお客様を迎えて、大変な熱気に包まれました。


今回もふくしま飛行協会会員をはじめ、100名近いみなさまの力を結集して、イベントは成功に導かれました。


福島市からは、ミスピーチもかけつけました。


宇宙に夢をはせる少年たちも。


そして、エアバンデッツ!
今回は2日間にわたり大騒ぎしてきました!






さて、次は韓国へ。
明日にはスホーイで出発です!


室屋義秀

2010年10月16日土曜日

空族で大騒ぎ

こんばんは。

今日は空族で大騒ぎしてきました。
明日も快晴です、お見逃しなく!!



                       室屋義秀

2010年10月15日金曜日

空賊 Ready

おはようございます。

ふくしまスカイパークでは、先週末の第一回全日本曲技飛行競技会に続き、今週末はエアロスピリッツ・りんご祭りが開催されます。
競技会は成功裏に終了し、大きな反響を得ています。
私も長年の夢が具現化した一歩として大きな成果を感じました。
関連記事はこちら:http://blog.oricon.co.jp/deepblues/archive/668/0


世界チャンピオン、ユルギス・カイリス氏も来日しています。 (うちに泊ってます。)
ユルギス・カイリスは、特にフリースタイルでのフライトを得意とし、57歳となる現在でも世界の頂点で戦い続けている、怪物おじさんです!
ユルギスの強みは、やはり強靭な精神力なのかと思います。異国の地でもその文化を受け入れ、同化しています。強く洗練された精神がなければなかなか難しいことだと思うのですが、彼はいつも楽しみを見つけて笑っています。
このあたりが世界の頂点を極める道なのかもしれません。

今週末は快晴の予報です。
皆さま、国内最高峰のエアショーに遊びにいらしてください!!


                                室屋義秀

2010年10月12日火曜日

激戦の末に!!

おはようございます。

昨日まで行われた、第一回全日本曲技飛行競技会は無事に終了しました。
好天に恵まれたこともあり、2日間で10,000人と予想を大きく超える方来場いただきました。

運営に関わった全てのボランティアスタッフの皆様、総勢70名近いスタッフに参集いただいたおかげで、無事にそして成功に終わりました。

大変お疲れさまでした&ありがとうございました。

大会の模様はこちらから:http://teamdeepblues.jp/championship/gallery.html



10日(日曜)は、降水確率90%の予報をくつがえし快晴となり競技飛行を予定通りに消化。
11日(月曜)は、快晴と思われましたが、飛行空域に雲がかかり午前中待機のあと、午後に残りのフライトを実施でき競技は成立しました。 
各パイロットともに各地で練習をつんで参戦しているだけあり、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられました。
成績は以下のとおりです。 
オフィシャルリザルト:http://teamdeepblues.jp/championship/entry_list.html

<曲技飛行:クラス2>

1位 岩田 圭司 2254.9
2位 小幡 重人 2241.3
3位 芦田 博   2100.1

<曲技飛行:クラス1>
1位 谷川 敏郎 1007.9
2位 荒牧 和弘 476.5
3位 三好 恒紀 435.2

<着陸競技>
1位 猪口 春生
2位 原田 茂
3位 三好 恒紀



さて、選手の中には機体のオーナーで十分に練習を積んだ人、海外で訓練を積んできた人、そして時間や費用の関係から十分な練習ができなかった人と様々ですが、それぞれの事情の中でベストを尽くして戦っていたように見受けられました。
選手が控える展示場内は、終日緊張感に包まれていました。


結果としての目標は達成できなかった人もいたようですが、目標に向かう過程の結果としてみると、皆さん十分に達成されたように見受けられました。 
今後の活躍が楽しみです!


                                室屋義秀

2010年10月8日金曜日

vol12 ちぎれ飛んだキャノピー

おはようございます。

明日からの全日本曲技飛行競技会に向けて選手が日本各地から集まってきています。
ふくしまスカイパークでは連日訓練がつづけられて、熱気が高まっています。
今週はじめには、冗談ぽかった選手たちの地上心理戦(笑)も、だんだんホンキモードとなってきていて、緊迫感が漂い始めました。
 今日から競技委員・ボランティアスタッフも多く集まっていただけ、総勢70名近い方が駆けつけてくれます。皆さんの無償支援があって初めてこのような大会は成立します。 感謝感謝。 週末3日間よろしくお願いします。




さて、レッドブルエアレースデビュー前から連載取材していただいている、「Faust」にウィンザー戦の様子がアップされました。
 この連載記事は、浅田さんというライターの方に取材していただいているのですが、起こった内容は勿論のこと、心理状態まで正確に描写していただいています。
迫真の記事、是非ごらんください。
http://www.faust-ag.jp/#acp/master/cat91/vol12.php


                                 室屋義秀

2010年10月6日水曜日

間もなく、第一回 全日本曲技飛行競技会

さて、第一回 全日本曲技飛行競技会がいよいよ来週に迫ってきました。

先週末から続々と選手が集まり訓練が続いています。
昨日も3名の選手が訓練。 今日は5名が訓練をするようです。



競技フライトとは別に私もデモフライトを行います。
今回は久しぶりのスホーイ26を予定。 
スホーイでフライトはめったに行いませんので、お見逃しなく!

スケジュールは以下の通りです。

10月10日(日) 

10:00-13:15 曲技競技飛行(予選/クオリフィケーション)
13:20-13:35 エアショー
13:40-14:30 着陸競技飛行(1)
14:45-17:00 曲技競技飛行(規定)

10月11日(月) 
08:30-09:50 曲技競技飛行(規定)
09:51-10:40 着陸競技飛行(2)
10:45-13:54 曲技競技飛行(フリー)
13:55-14:47 着陸競技飛行(3)
14:50-15:00 エアショー
15:00-15:10 表彰式





運営準備も大詰めですが、ふくしまスカイパークに熊があらわれました。
飛行場のサル用の檻に入っていたのです!」

まあ、熊の詳細はこちらで : http://tdbstaff.exblog.jp/11370861/

                                        室屋義秀

2010年10月5日火曜日

栗城史多さん (エベレスト単独無酸素登頂に挑戦)

おはようございます。

いまエベレスト単独無酸素登頂に挑戦中で、大注目の登山家「栗城史多さん」が惜しくも、登頂ならずに下山中のようです。
詳しい模様は、ブログにてご覧ください。http://ameblo.jp/kurikiyama/



実はこの栗城さんとは、帰国後に対談予定がありとても楽しみにしています。
マイクロソフト社の「ブルートラックマウス」とい新商品のキャンペーンで、ご一緒させてもらい(まだ直接お目にかかってませんが・・)、帰国後の対談となったのです。

キャンペーンの詳細はこちらで、http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/bluetrack/special/




パイロットの世界では、3000m~4000mは30分間、4000m以上では、常時酸素の使用が義務付けられています。 http://www.aeromedical.or.jp/igaku/kouku7.htm
 
 なので8000mの山に酸素を使わず一人で登る、なんてことは常識から、それにそれた内容なのです。一体どうやって???、疑問ばかりが浮かんできます。
 
 今回はタイミングが合わずに登頂を断念して下山されたようです。
これほど大掛かりななチャレンジでは、背中を押してくれる人はたくさんいると思いますが、真摯に責任をしょって引きとめてくれる人はほぼ皆無でしょう。 
行動力や判断力のもととなる、心の力がずば抜けて強いんだなー、と感じました。見習いたいものです。
対談がとっても楽しみです。
 
 
                                    室屋義秀

2010年10月1日金曜日

「銀の翼週間」 メディア訪問

こんばんは。

今日は、ふくしまスカイパークで準備中の「銀の翼週間」と題して2週間にわたって行われる、第一回全日本曲技飛行選手権(10月9・10・11日)そしてエアロスピリッツ・りんご祭り(10月16・17日)の広報活動として、福島市役所への表敬訪問、そして地元新聞各社を回ってきました。
明日の、河北新報、福島民友新聞・福島民報新聞に関連記事が掲載されると思います。


最初に訪問した福島市ですが、福島市長が曲技飛行競技会の名誉会長を務めてもらえるなど、非常に強いバックアップをいただいています。 
というのも、平成18年に指定管理者制度のもと、NPOふくしま飛行協会は、ふくしまスカイパークの管理者となり、日々業務に従事していてます。 
この環境の下、行政と民間との良好な関係性を維持し、互いの得意分野を持ち寄り補完して、ともにスカイパークそして地域の発展のために知恵を絞っているのです。
このような長期にわたる実績を背景に、今回のようなイベントの企画実行が可能となっているのです。

また、地域マスコミも非常に好意的に協力していただいているおかげで、イベントのたびに非常に多くの人が訪れ、地域に認知されたイベントなりつつあります。
福島における指定管理のモデル事業としても注目されているだけに、運営側も力が入ります!



っとまあ固い話となりましたが、明日は競技会へ向けて多くの方が練習に来るようです。
賑やかな週末となりそうです。


                               室屋義秀