2013年12月6日金曜日

WAC2013  その(3)

こんにちは。
しばらく間があきましたが、(2)の続き。


201212月、レッドランド(ロサンジェルス)で開始したトレーニングは、2月のアリゾナキャンプを経て、4月にはテキサスへ2500Km を飛んでフライン。

さらに、5月・8月とテキサスでトレーニングキャンプを実施し、
10月の大会直前に8日間のキャンプを終えてWAC本番を迎えました。


これらトレーニングキャンプの合間には、国内でも自主トレーニングを実施していましたが、数多くのイベントもありとても充実した活動となりました。

4月、日本ではブライトリングジェットチームの来日の受入ハンドリング業務。
たび重なるスケジュールの変更などで忙殺されました。
5月、ブライトリングジェットチーム来日。無事にフライトを実施。


6月、レッドブルエアレース再開に向けて、スロベニアにパイロットが招集され、スーパーライセンス受給のためのクオリフィケーションキャンプに参加。無事合格。


7月、念願の複座機「エクストラ300L」の耐空検査を終了し、JASが稼働。

8月、5月のブライトリングジェットチームでフライト出来なかった、福島でのフライトを再度実現させた、Againプロジェクトを完遂。

9月、全日本曲技飛行競技会の事務局業務を実施。
大会で使用するEdge540を、スポンサーカラーに変更手配し受領。


そして、101日から最終トレーニングキャンプ開始。

順調に訓練が進みましたが、大会2日前に4ミニッツで使用するスモークポンプが故障。
急遽、機体の製造メーカーからポンプの供給先を聞き出し、電話で確認すると一つだけ在庫があるとの事。
特急宅配便を手配し受取り、大会入りする朝に交換完了。
準備万端、っと思いきやマグネットという点火系統のスイッチが切れない状態が発生。

さらに緊急修理し、大会入りする1時間前に完了し、無事に大会入りしました。
いやはや、毎度ながらなかなか色々あるもんです。

続く。


2013年10月27日日曜日

WAC2013  その(2)

WAC2013参戦に向けての準備は、昨年8月のEAC(European)参戦から始まりました。


ヨーロッパ選手権なので、結果は参考記録にしかなりませんが、今年のWACための課題を洗い出し必要なトレーニングや大会への準備事項を検証する事が大きな目的でした。

EACでは書類ミスによる自由演技の減点などを経験し(汗)、翌年にむけて大きな経験となりました。


そして大会中に、コーチのパトリックとトレーニングスケジュールについての概略を決め、2012年の12月にはトレーニングを開始する事にしました。

まずは、トレーニング時間を多く確保する事が課題でした。
そうする事により基礎に戻り一つ一つの基本技の見直しを、丁寧に始める事を可能とするためです。

この12月キャンプの一週間前には、レッドランド/ロサンジェルス入りして、ヨーロッパからコンテナで運ばれてきたEdge540を組立。

サイティングデバイスなどの課題部品の再製作などを事前に実施し、キャンプに備えました。


これと同時に、JASレッドランド校の開校準備も進め、こちらも同時日程でキャンプを実施しました。
このキャンプには、芦田博・白鳥洋平も参加。
教官はサンフランシスコから高木雄一さんが駆けつけました。


そして開校準備を手伝ってもらっていた、白鳥洋平(以後Yohey、と記します。)さんが、サンフランシスコの飛行学校での教官職を辞職し、レッドランドに移住すると突如表明。

急展開をむかえながら、ともあれキャンプそして2013年シーズンがスタートしました。


                      室屋義秀

2013年10月22日火曜日

WAC2013  その(1)

皆さまの多大なご支援のおかげで今年もWACへの挑戦をさせていただきました。
まずは無事の終了を報告させていただくとともに、ご支援に心より御礼を申し上げます。


さて、結果報告ですが以下の通りとなりました。



Final Free (4ミニッツ) 5
・規定+自由演技 31/58


このWAC参戦に向けての準備は、2012年8月のEAC (European) 参戦から始まりました。
準備の過程と結果は、次回から書かせていただきます。



昨日、ダラス/テキサスからレッドランド/ロサンジェルスまでをEdgeで飛んで帰ってきました。
向かい風が強く、7時間/2500kmほどの道のり。

旅の友は、昨年のWAACで機体をシェアした、Benjamin Freeloveです。
カリフォルニア在住のプロパイロットの先導で、好天の中をひたすら飛びます。
ニューメキシコなど、ごらんの通りの砂漠地帯を抜けて、大都会のロサンジェルスに西日も眩しくなったころに到着。


そして今日からは、一息つく間もなく、来年に向けての準備が早速スタートします。

そうです「レッドブルエアレース」がついに再開されます!!

その準備に向けてプロペラの取外しやら、打合せやら、etcでブログをゆっくり書く時間がイマイチ取れそうにないので、帰国の飛行機の中で書かせていただきます。


取り急ぎ、終了報告と御礼まで。
参戦のご支援を胸に、今日は休ませていただきます。


室屋義秀

2013年9月1日日曜日

Behind The Scenes 「みんなで大空を見上げようAgain」。

87日・8日と行われた「みんなで大空を見上げようAgain」。

快晴に恵まれ、ブライトリングジェットーチームの見事な飛行により福島県民は、大空を見上げる事ができました。

支えていただいた多くの関係各位に心より感謝いたします。


*J-sportsで放送された番組です。通常ユーチューブなどで公開される事はありませんが、J-sportsの英断により復興支援のため特別公開されています。


すでに三週間が過ぎましたが、このプロジェクの背景(余談)です。

512日の小名浜でのジェットチーム・ジャパンツアーの予定が終了し、フルディスプレイが出来なかった残念さは残りつつも、一年間準備に準備を重ねてきたフライトが無事に終了し、ホット一息ついてもいました。
人間など自然には絶対に勝てません。なのでパイロットは天気とは戦いません。
残念な一方、判断基準は正しかったとして、責務は100%終了したと感じていました。
そして、関係スタッフ一同は膨大な準備作業に疲労困憊で休暇が必要な状態でした。


そんな時に、福島市内の小学5年生から課外授業の講師としての話をいただきました。
小学3年生から毎年テーマを決めて、そのテーマに沿う人を呼んで研究しよう!というものです。

そのテーマとは;

小学3年生:Wing
自分達はどんな翼を持っているのか? 自分のいい所、得意な事など、自らを再評価して、畳んで見えない翼を開こう、というもの。

小学4年生:はばたき 
3年生で見つけたWingをどのように使えば、羽ばたき飛び上がれるのか?を研究しようというもの。震災後に行われた「光のしずくプロジェクト」に手書きポスター作製など協力するなどして、ともかく羽ばたき行動する大切さを学んだとの事。

小学5年生:Rising
そして今年のテーマがRising.
羽ばたく事を知った彼らが、空の彼方に昇っていく方法を探すというもの。

 最近の小学生はスゴイいんですね~。
この講師役は、なかなか簡単ではありません。
っと、こんなテーマをいただいて色々と考えていました。


そんな時に、ジェットチーム再飛行の話が舞い込んできました。

正直に暴露してしまうと、再度の準備は飛行許可の取得など多数の困難が予想され、裏方としては出来れば避けたい感じもあるやないや・・・。
5月にほぼ燃え尽きて、まだ回復しきっていない状態だったのです。


でも・・・、小学生のテーマに沿って考えてみると。
一年間の準備でノウハウは既に蓄積して、Wingはあるから、羽ばたいてみるか否かかァ・・・。

そこで、現場で矢面に立つ主要なスタッフに意見を聞いたところ、意外や「やりましょう!」という答えでした。


そしてみんなで再度、羽ばたいた結果、到底とび越えられない山を越えてしまいました。


そして、Rising
ジェットチームは見事にフライトを実施。
さらに、フライトの最後に震災で亡くなられた方に向けて、追悼飛行編隊(ミッシングマンフォーメション)を添えて、帰っていきました。
会場の多くの方が目を閏わせていました。

5月に叶わなかった、フルディスプレイ。
福島県民がジェットチームに感謝しつつも、その後に「やっぱりだめか~」という微妙なしこりを感じていました。
震災後の苦しい現状と戦う福島県民にとって、「やっぱり」と関連付けたくなるのは、当然かもしれません。

でも、でも、でも。
再度立ち上がって、奇跡の再来を実現した本当の英雄達。
天は見放さず好天を恵んでくれました。

このイベントを通じて「Rising」を学びました。 
奇跡を起こすヒントをいただいた県民は、これらの思いを感じて目を閏ませたのでしょう。


この小学生達がいなかったら、ジェットチーム再来の裏方は引き受けなかったかもしれません。

こんな素晴らしい教育を受けた子供たちが、日本の未来を背負ってくれれば安心ですね。


                  室屋義秀

2013年8月27日火曜日

3.WAC挑戦 世界曲技飛行選手権

灼熱のテキサスでのトレーニングキャンプを終えて帰国しました。
今回も数多くのご支援をいただいたおかげで、充実したキャンプを過ごさせていただきました。
みなさまに御礼申し上げます。

さて、WACに向けての調整も最終段階となりました。
次は大会直前の10月初旬に一週間のトレーニングキャンプ、そして本大会が始まります。
次回の渡米まで一か月、まだまだ課題はたくさんあります。
日本でどれくらい準備を進められるか?で大会の満足度は大きく変わりそうです。
時間を大切に使い調整を続けたいと思います。



さて、今年のキャンプの立役者はYo-Hey(白鳥洋平さん)です。(ちなみにラッパーではありません・・)
キャンプのサポート役を買ってでていただき、マネージャー業務からビデオ撮影まで一手に引き受けてもらっています。
しかも、ロサンジェルスからダラスまで荷物を積んで車で往復。
今回の約10日間での走行距離は6000Km にも及びます!
すでに3往復完走+来月の本番で、25,000kmに迫るほど!

Yo-Heyさんは、カリフォルニア在住の、アメリカ連邦航空局の公認飛行教官。
パイロットの卵を立派に旅立たせる教官を務めながら、自らの技量向上に努めアクロバットのトレーニングを続けています。

ピッツで中級インターミディエートクラスに挑戦中で、6月の競技会では好成績を収めています。
まもなくするとアクロバット教官としても活躍する事になるでしょう。

日本で育ち、飛ぶ事を望みに望んだ挙句に航空大国アメリカで自ら道を切り開いてきた彼は、サンフランシスコ近郊で教官として務めていました。
しかし昨年、JASがレッドランドでスタートする計画を知るや、ロサンジェルスへ移住。
アクロを極めようとの取り組みは並々ならぬものがあります。

さらに彼はパイロット資格のみではなく、アメリカの公式曲技審判資格(ジャッジ)をも持っています。
920日~22日に行われる「全日本曲技飛行競技会」では、チーフジャッジを務めます。
自分もとても飛びたいはずですが、忍んでジャッジを快諾し今後の曲技界の発展に尽力してくれます。
今回のキャンプ中も選手の参加確認から雑多な事務まで、夜遅くまで作業してくれています。

もちろん大会本番もマネージャーとして来てもらえますので、ありがたいかぎりです。


このマネージャー業務。
実は広範な知識、語学力が求められて簡単な内容ではありません。
昨年のハンガリーでの世界戦では、高木雄一さんにお手伝いいただきました。

その高木さんは今年の春から、Tutima Academyという米国一(世界一?)のアクロスクールの教官となられ、超多忙な日々を過ごされています。
世界中から曲技飛行やエアショーを目指すパイロットが集まる超有名校で、その教育レベルの高さは有名で、なかなか訓練予約が取れないほどです。
このようなスクールに、日本人教官がいるというのは前代未聞な事です。
実力の高さが証明され、世界のトップ教官として活躍されています。
 *ちなみに、昨年のハンガリーでの世界戦では、このスクールの教官であるBenjamin Freelove氏とEdge540をシェアしました。彼も超ハイレベルでした。

高木さんも公式審判資格を持ち、全日本大会を立ち上げてきたメンバーです。
大会のチーフジャッジを務めるために自費で来日。
後進のジャッジ育成のため、講義資料まで翻訳作成し、現在のジャッジ陣を産み出しました。

今年はYo-Heyさんがその任を引継ぎます。
そして高木さんは、選手として上級クラスに初参戦します。


ここで紹介しきれない数多くのAnother Hero達によって、チームジャパンは確実に育っているようです。
Unlimited日本チームの結成は、もはや絵に描いた餅では無くなりました。
チームとして戦える日は近い将来に迫っています。

楽しみだなぁぁ~!

              室屋義秀



2013年7月19日金曜日

エアショー(Next Generation)

こんばんは。

さて、今年の目標その4.であるエアショー(Next Generation)のプロジェクトが形となってきました。

エアショーのフライト内容の精錬は勿論日々トレーニングにより行っています。

今年からは、ただ高度な技術をお披露目させていただくだけでなく、さらに意義あるエンターテイメントとして発展させようと、色々と方法を模索し続けてきました。

そこで今年は、年間の第一目標である『ふくしまからはじめよう!』プロジェクトとも合体したプロジェクトを、多くの皆さんの知恵を借りてスタートする事としました。


そのプロジェクトとは・・、
ふくしまレコーズという、特別レーベルとのコラボレーション。

ふくしまレコーズは、その売上の一部を『ふくしま子供未来基金』として積み立てるために、著名なミュージシャンが賛同して特別協力をしてくれている、スペシャルレーベルで、すでに4枚のCDが発売されています。


 以下、ホームページから抜粋
現在、福島では、震災、原発の影響、そして風評被害が深刻化してきており、その影響は
現在表れていないものも含めると長期的なものになると予測されます。世界的にもFuKuShima
イメージダウンは不可避であり、残されていく子供たちの世代への負の遺産として残りかねません。
今回、私たちは「フクシマレコーズ」というレーベルを立上げ、クオリティの高い音楽のチカラで
復興を直接的にサポートしていくとともに、こうした子供たちの未来に向けて、
新しい「FuKuShima」の顔作りを進めていきたいと考えております。
Fun, Kind, Sustainable/楽しく、優しく、長続きする」という価値観を大切にしながら、
4つの「K」をテーマ(4 K Subject)に、4つの音(4 Kinds of Sound)でより多くの人に思いを伝えていきます。


このふくしまレコーズが、今年9月に発売の第5弾CDで、私のテーマソングを作っていただく事になりました!

この曲をエアショーでのフライトに使用し、勿論音楽と合わせたフライトで芸術性を追求していきます。

さらに、私が参加する日本各地のエアショー主催者からの費用を一部基金に積み立てさせていただき、日本全国とふくしまの絆を結んでいきます。

エアショー会場でのCD販売も行う予定です。 



今日は、その音楽のレコーディング!
生で見学させていただきましたが、まあ何ともカッコいい事!!!

それもそのはず、バンドは佐橋佳幸さんなど4人組の『Rawguns』!
藤井フミヤさんなどと活動する、プロ中のプロ!


いやはや、発売が楽しみです!


               室屋義秀

2013年5月13日月曜日

このまちで 大空を見上げよう!


こんにちは。

昨日ブライトリングジェットチーム・ジャパンツアーが無事に終了しました。
このプロジェクトにご尽力いただいた全ての皆さまに感謝いたします。
そして何よりも、皆さまのおかげさまで安全に終了出来た事に感謝いたします。


 我々は日本でのフライトが出来るように、当初より航空関連諸調整のお手伝いをさせていただいていました。
この超大規模プロジェクトには、それはそれは膨大な調整が必要で約6ヵ月間忙殺されてきました。
来日前日まで様々な案件が飛び出す、ドラマチックな展開が続きました。


53日に入国後は、スムーズなオペレーションでしたが、天候によりフライト出来たところ、出来ないところがありました。
それぞれのイベント会場は、夢のジェットチーム飛来を心待ちにしていて、我々も実現させたい葛藤と絶対に守るべき安全基準との狭間で、ハラハラドキドキの毎日を過ごさせていただきました。


このジャパンツアーの締めくくりは、福島県での『大空を見上げよう』プロジェクト。
県内全域フライバイ&小名浜港でのフルディスプレイが計画されました。

フライバイは雨の予報の中、奇跡的に晴れ間が広がりフライバイを実施!
浜通りは残念ながら天候不良でキャンセルとなりましたが、中通り、会津の多くの皆様にご覧いただく事が出来ました。


12日は、雨上がりの快晴。
その朝リーダーのジャックから、小名浜港でのフルディスプレイの前に昨日出来なかった浜通りで、多くの津波・原発被害者への慰霊飛行を実現したい、っとの申し出があり準備を進めていました。
快晴の空の下、準備万端っと思いきや、10時ごろにまさかの海霧が発生。
チームはディスプレーイ終了後、神戸に移動し出国準備にかからなければならない予定だったのですが、ジャックは出国を延期してでも夕方まで天候の回復を待つ!っと断言し気象情報の収集にあたって飛行の可能性を探り続けていました。
                                                                                       
1340分に、私が小名浜会場をフライト。その天気状況を報告した結果、ジェット機でのフライトは不可能と判断し、フルディスプレイはキャンセルに。
ジャックは本当に悔しそうで今にも飛び立ちそうでしたが、最後はパイロットして安全を最優先に英断をくだしました。


最後のフルディスプレイは中止になりましたが、『大空を見上げようin ふくしま』プロジェクトは大成功に終わりました。
多くの方々が県外から押し寄せ、福島の現状を正しく認識していただけました。
多くの皆様に、福島に泊まって、食べて、遊んでいただきました。

福島県民はその時間空を見上げ、空の彼方にある光を見ました。


その実、何よりも準備に関わった私たちが、再度 空を見上げる事 を教えられました。

福島県庁の皆さまは、通常業務に加えて復興業務でただでさえ忙しく疲弊されているはずなのに、笑顔を絶やさず不眠不休でこのプロジェクトにあたってくださいました。

福島県青年会議所の皆さま、その中には現在も避難生活を強いられ帰還の目処も立たない仮住まい、仮仕事の方もいらっしゃるのに、更なる苦労をかえりみず全力であたっていただきました。

まだまだ挙げればきりが無いのですが、本当に多くの皆さまが、自分ではない誰かのために力を注ぎこむ事で、協力・信頼・団結がうまれました。

空を見上げて逞しく歩き続ける福島県民同士の『アツイ絆』。
これさえあれば、多少時間がかかろうと全ての困難は乗り越えられると確信しました!



ありがとうございました!!


福島県あったか観光大使
室屋義秀

2013年4月25日木曜日

みんなで大空を見上げようinふくしま


こんにちは。
またまたしばらくぶりの更新で失礼します。

さて、先のブログで今年の目標を4本の柱に絞って活動させていただいている事を書きました。

第一の柱は、「1.ふくしまからはじめよう!」プロジェクト。
これは、福島県の復興の一助なれるよう、自らの経験を活かしたいとの思いからスタートし、年初から準備を進めてきました。

福島県は、まだまだ復興の途についたばかり。
多くの福島県民は、まだまだ厳しい現実と戦っています。
つらい時はどうしても視線がうつむきがち。
ほんの少しの間だけでも、県民みんなで大空を見上げて明日への活力を!っという事で色々と企画を練ってきました。

そこで、年初から多くの方々に相談させていただき実現した超大型企画が、
『みんなで大空を見上げようinふくしま』です!



これは、世界最高峰の民間ジェットアクロバット飛行チーム『ブライトリングジェットチーム』を福島県に招致しフライトをしてもらうというもの。
多くの方からお口添えのおかげで、福島県知事、スイス大使等多くの皆さまからの支持をいただく事ができ、プロジェクトは実現に向けて動き出しました。

そこで、チームリーダーの「ジャック・ボツラン」氏に、飛来を依頼。
チームのオフシャルスポンサーである、スイスの時計メーカー『ブライトリング』との協議の上、被災地支援としての来県を快諾していただく事ができました!


年初に始まった準備は、現在最終段階に入っています。
飛来にあたり、それは数多くの課題がありましたが、皆の熱い思いが結集して解決されてきました。
特に福島県の担当者の皆さんは、復興に伴う膨大な通常業務をこなしながらも、県民のために粉骨される姿勢がとても真摯で印象的でした。

我々も、行政各所からのご指導をいただき安全運航の支援にまわります。



511日(土)には、福島県全域をフライバイ!
福島の観光名所を巡るフライトでは、フォトコンテストも実施されます。

そして512日(日)は、メインのフライトディスプレイ。
いわき市小名浜港沖で圧巻のフルアクロバット飛行が行われます。

さらにさらに、12日は福島空港の滑走路側斜面が一般解放され、チームの離発着を見ることもできます。


私自身も、「あったかふくしま観光大使」として、Extra機でのデモフライトもさせていただきます!


是非、福島に足をお運びくださいませ!

                       室屋義秀

2013年1月17日木曜日

2013年の抱負


新年明けましておめでとうございます。
遅く過ぎですね・・・、スイマセン。


さて、今年2013年は如何に活動すべきか?
新春はこの課題を整理するのに、筋肉質な頭を絞っていました(笑)

今年で私も40歳となります。
早くも社会人生活も折り返し。(かな?)
年末年始にこれまでの歩みを振り返ってみると、いままで数知れぬほどの好意に支えられて今日まで暮らして来られた事を改めて実感。
しかしよく考えてみると、ほとんど貰いっぱなしで、あまりお返ししていないではありませんか。

ううん、これはまずい。
人生折り返し地点を通過した今、少しずつでも返し始めないと間に合わなくなるに違いありません。
っとまあ、こんな事が念頭に浮かんだ今年は、抱負を以下にまとめました。


1.ふくしまからはじめよう!

2.エアロバティック アカデミー

3.WAC挑戦 世界曲技飛行選手権

4.エアショー(Next Generation




では、もう少し詳しく。


1.ふくしまからはじめよう!(非営利活動)

今まで活動させていただいた事を活かして自分に何が出来るか?
今年は、特に以下の2つに焦点を絞って活動します。

①長年の訓練で培ったノウハウを、国内に広く伝える事。
試行を経て、3回にわたる全日本曲技飛行競技会の開催により、競技人口の増加、選手層の拡充、そして次期パイロット希望者が数多く生まれ、非常に盛り上がりをみせています。

今後のさらなる拡充を、広く安全に行うため競技会実行委員会のプロフェッショナルなメンバーを中心に、日本曲技飛行協会=Japan Aerobatic Club=JAC(仮称)の設立準備をしています。
日本全国に、安全技術が正しく伝わる仕組みを構築し、危険回避操作などの上級技術の習得方法の確立、そして航空スポーツとしての安全性を高めながら、国家の威信をかけて世界選手権で戦える人材の育成を目指していきます。


②震災から立ち上がる福島の復興に尽力する事。
ふくしまスカイパークの運営を行う「NPOふくしま飛行協会」の副理事として活動させていただいていますが、これらの活動を通して、福島県の[あったかふくしま観光交流大使]に就任させていただきました。

福島県の現状を正しく伝え、復興に向けてその魅力を広く発信していきます。
また航空を通じて来県を促進するような企画など、出来うる限りの活動を行いたいと思います。
 http://www.i-fukushima.jp/modules/portal/html/message/bn/vol07.html

まだまだ震災そして原子力事故の余波から脱出し、復興そして栄光的な地位を確保するまで長きにわたる多くの力の結集が必要です。
そして現状は、選挙権を持つ我々大人の責任の帰結でもあります。
次世代そして100年先の未来を見据えて活動を行います。



2.エアロバティック アカデミー
次世代に技術を確実に伝達していくための準備がいよいよ整います。
JACと協働してシラバスなどの作成などを進め、認定校として活動するべくノウハウを蓄積していきます。

ふくしまスカイパークで、常時訓練が行える体制を目指して準備をすすめていた、エクストラ300Lがいよいよ今春ロールアウト予定です。

さらに、アメリカ・レッドランドでピッツS2Bを使用して訓練を行える環境が整いました。

曲技飛行の初期訓練は、集中的に行うのが効率的です。
まとまった時間のとれる方は、飛行料金が安いアメリカで集中訓練を積むと効率的に上達していくはずです。
また国内では1大会のみが実施されているのみなので、アメリカのローカル大会で経験を積むことが出来るのも大きなメリットです。



3.WAC挑戦 世界曲技飛行選手権
これまで続けてきた[操縦技術世界一]への道。
今年も挑戦を続けます。

しかし、今までは実は見えない敵と戦っていた事に気づきました。
本当の敵は、自ら設定した限界の壁なのかもしれません。
今年の目標は、総合成績で76%です。(例年であればTOP10には入ります)
この完成度を目指して今年も精進をつづけ、自らの限界をテストし、楽しませいただきたいと思います。


4.エアショー(Next Generation
エアショーチームのネーミングライツ契約の変更にともない、今年からチーム名が変更となります。
新チーム名は、「Team Yoshi-MUROYA」。
まあ、そのまんま名前です。

すでに15年間、200か所近くでエアショーをさせていただきました。
毎年技術の向上に合わせて進化させてきましたが、今年からエンターテイメントとして広く楽しめるように年間のテーマを設定して、追求を続けます。



今年は、こんな事に挑戦させていただきたいと思います!
自分一人では到底出来ない事ばかりです。
引き続き皆様のご支援をいただければ幸いです!
 (またお願いしてしまいますが・・・)

                                                                        室屋義秀