2012年5月16日水曜日

福島市長 表敬訪問


こんにちは。

今週末19日(土)から27日(日)まで、第二回のトレーニングキャンプが、ふくしまスカイパークで開催されます。
1998年ワールドチャンピオンのパトリック・パリス氏が再来日して行われる、世界トップレベルの訓練合宿です。
合宿直後の29日には、機体は分解してコンテナ積みされ、戦いの地であるハンガリーへ向かって輸送されます。

4月上旬から、ここ福島の空をお借りして集中トレーニングをさせていただいています。
色々と福島の皆さまにお世話になっている我々が何か役に立てる事といえば、世界各地に福島の現状を正しく知ってもらい、相当に過剰な風評被害を少なくする事ぐらいです。


そこで先日14日(月曜日)に、福島市長を訪問する時間をいただき、私たち日本代表選手の取り組みと、風評被害軽減のための意気込みを説明させていただきました。
 市長からは激励のお言葉をいただき、また福島市長からのメッセージやプレゼントを預からせていただき、ハンガリーの代表に届けさせてもらえる事になりました!

さらには、全日本曲技飛行競技会などの、ふくしまスカイパークのスカイスポーツに対する取り組みを再度説明させていただき、今後の活動についても激励をいただきました!

市長は震災後から激務が続いているとの事でしたが、『原子力災害/風評被害に特効薬は無し』と長期戦を覚悟して黙々と取り組んでいる骨太な姿がとても印象的でした。

福島市長からのアツい支援を追い風に、今週末19日から27日に行われる、第二回トレーニングキャンプに打ち込ませていただきます!


室屋義秀

2012年5月9日水曜日

岩国フレンドシップデー


こんにちは。
今年初のエアショーとなる、岩国フレンドシップデーが終了し、ふくしまスカイパークに帰投しました。

55日のフレンドシップデーは、快晴の空の下で行われ過去最高の28万人超の人で大賑わいでした!
上空から見ると人人人・・・・・、いやはやびっくりするくらいの人出でした。


さて、我々エアショーでフライトするパイロットは、当日の朝に必ずエアショー統括者(AirBoss)からパイロットブリーフィングを受けなければなりません。
そこでは、無線周波数の設定、最低高度の確認、ショーラインと言われるフライトエリアの確認、緊急時のダイバート(その他の空港への着陸設定)などなど、詳細な安全確認がされます。

パイロットの使命は、確実に安全を担保する事です。
あくまでその範疇で、お客様に楽しんでいただく事が最重要課題なのですが、ブリーフィングは、この基本を全員で再確認する事にあります。



そして、もう一つの大きな使命『フレンドシップ』。
在日米軍の主催するこのエアショーは、日本とアメリカの親善交流が大きな目的です。
普段は立ち入る事の出来ない基地を開放し、日米親善の一役に!というが、このエアショーの最大のミッション。
これを遂行するため、極力パイロットも休憩所から外に出て、多くの人とふれあって下さい!との言葉でブリーフィングは締めくくられました。

私たちパイロットが、このような大きなミッションの役に立てるのは存外の幸せです。



そしてエアショーも無事に終了!
その夜は、パイロットや関係者が集まってのアフターパーティーがささやかに行われます。
今年もブルーインパルスの皆さんと楽しく過ごさせていただきました!


                            室屋義秀


Photo:Taro IMAHARA