2011年7月21日木曜日

Jamiエアショー in フィンランド

こんにちは。

フィンランド・Jamiでのエアショーを無事に終えました。
このエアショーは民間で企画され運営費は入場料でまかなわれているのです、かなり多くのフライトがあり、見どころ満載のエアショーでした。

フィンランドのエアロバティックパイロットは、ナショナルチャンピオン:サミー・コンティオが参加。

彼とは、レッドブルエアレース参戦前のトレーニングキャンプを10週間一緒に過ごし、同じ窯の飯を食べあった仲(笑)で、久しぶりの再会に話もはずみました。
オリジナルのエアショーもヘルシンキで8月に開催するなど、精力的に活動しています。

サミー・コンティオHP : http://www.unlimited.fi/


サミーとは、8月19・20日に、ラトビアの首都リガで行われる、FAIエリート・エアロバティック・フォーミュラーでまた技を競い合う事が出来るので、楽しみです。

フィンランドまでは、リトアニア・ビリュニスからラトビアを飛び越えて、エストニアで給油。
その後海を渡ってフィンランドまで4時間の道のりでした。

フィンランドも模様

帰路。海峡を越えてラトビアの海岸線。


                                室屋義秀

2011年7月13日水曜日

Road from FUKUSHIMA/その8 トレーニングキャンプ終了

こんにちは。

リトアニアでの約2週間にわたる、トレーニングキャンプは大きな成果を得て無事に終了しました。
WACチャレンジ特設サイト:http://yoshi-muroya.jp/wac/index.php

トレーニング序盤は、慣れない機体に翻弄される感じで、基本中の基本であるロールさえまともに止められない状態からのスタートでした。
さらに悪天候が続き十分にフライトが行いない事から焦りが増しました。
そんな中、ユルギス・カイリス氏のアドバイスによりスペードのセッティングを調整する事数回、やっと操縦可能な状態になりやっと訓練がスタート。
しかし安定性を高めるために、エルロン操作はかなり重い状態にセッティング。
かなり体力のいるセッティングとなりました。
さらにスナップロールは、かなり操作感が異なるため集中的に訓練する必要があり、3日ほどを要してしまいました。

後半に入ると一転、晴天が続き訓練が順調にすすみ始めました。
おかげで、体が悲鳴を上げ始め全身が筋肉痛となっています。

しかし、目に見えて訓練成果が出てきたので次回に向けていい状態で終了する事ができました。

今回は、ユルギス・カイリス氏のコーチングを受けました。
フライトを一目みただけで修正点を見抜く力は、さすがにいまだに世界の頂点に君臨するだけあります。

今回、特に悩みの種となったのが、背面スピン。 
飛行機の安定性が良すぎて、エクストラのようにうまく入らないのです。 

3日間自分で考えていても答えが出なかったのですが、ラダーの操作速度やエルロンの使い方、速度などを的確にずばりと修正してくれ解決しました

今回のトレーニングでは、かなりの懸案事項が解決され、満足な結果を得られました。
次回のトレーニングキャンプでは、大会に向けての微調整が行える状態となったのは、予想以上の成果です。
812日には出国。再度リトアニア入りして、最終トレーニングを行っていきます。


明日からは、スホーイに乗り換えてフィンランドでのエアショーに行ってきます!



                              室屋義秀



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2011年7月4日月曜日

Road from FUKUSHIMA/その7 トレーニングキャンプ入り

こんばんは。
久しぶりのブログ更新となりました。

6月26日に日本を出国してドイツ・ライプチヒ空港入りして、レンタルする機体のある「Xtreme社」へ向かいました。
ここで、この飛行機のチーフデザイナーであるフィリップ・スタインバッハと打合せ。
Photo:Taro IMAHARA

その後エルロンの調整やら何やらを行って、翌日のリトアニアへのフェリーフライトの準備を整えました。
 その晩はフィリップの自宅でバーベキューをご馳走になり、短いドイツ滞在を満喫しました。


さて、翌日午前中に再度機体の調整を行い、昼過ぎにはリトアニアに向けて離陸。



ベルリンを抜けると、ポーランドに入りワルシャワの北を抜けて、3時間ほどでリトアニアの空域に入ります。
その後15分ほどで首都ビリュニス郊外のRudishukesという飛行場に到着。
地上ではユルギス・カイリスが受け入れ準備を整えてくれていました。

この日のうちに、車、電話やらの必需品を整えて翌日からの訓練に備えました。

そして翌日からトレーニングスタート!
まずは、新しい飛行機に慣れる必要があります。
この機体は、Extraより舵面がかなり大きく設計されていて、操作が非常に敏感です。
一番基本となるロールでは、かなり舵の使い方が異なるため、習得まで少々の時間がかかりそうです。

機体のインプレッションは、もう少し乗り込んでからまた書きます。


室屋義秀