2011年8月16日火曜日

Road from FUKUSHIMA/その10 FAI公認 「World Elite Aerobatic formula」 in Riga/Latvia

こんにちは。


12日に日本を出国して、再びエスバッハ342を借り受けるために、ドイツ・ライプチヒ入りしました。

13日にリトアニア・ラディシュキスまで移動予定で、10頃にはエクストリーム社に到着し、フィリップ・スタインバッハ氏と打合せ。

しかし、天気を調べてみると今一歩です。
何とかポーランド中部までは行けそうですが、その先はサンダーストームが発達する可能性が高いだろうという予想。
しかし翌日にはドイツの天候も崩れ出す予報なので、とりあえず行けるところまで飛んで行く事に。
結果、リトアニアの国境まで100Kmのところで天候が悪くなり、50kmほど引き返してオルシュティンという町に着陸。


思いがけず初めてのポーランド滞在となったのですが、この空港のエアロクラブの人たちがとても親切で、格納庫の手配、ホテルの予約、ホテルまでの送迎、天気のチェックまで助けてくれ、快適なポーランドステイとなりました。

翌朝は天候もすっかり回復し、リトアニアまで一時間のフライト。
到着後には、車や食材など必需品の準備を整えて、夕方には訓練を開始しました。


そして、昨日はユルギス・カイリスとも合流し、トレーニングを実施。
前回のトレーニングの成果が活きているようで、好調な訓練スタートとなりました。
しかし、課題はまだまだ山積みです。一つずつこなしていくしかありません。


そして今週末は、緊急参戦となった「World Elite Aerobatic formula」です。
http://www.aerobaticformula.com/

このFAI公認の大会には、世界各地から9名のトップパイロットが参戦します。
レッドブルエアレースパイロットからは、ニコラス・イバノフとマーティン・ソンカも参戦します。
超強豪ぞろいです。

この大会は、AAT(Aerobatics Against time)とAF(Aerobatic freestyle)の二種目の合計で争われます。
観客の皆さんが、簡単に優劣を理解できるように工夫され、得点がタイムで表示されるため非常に一般の方にわかりやすいルールとなっています。

AAT(Aerobatics Against time)は、規定演技をいかに早く実施できるかを競います。
しかし、各マニューバーは正確に行わないとタイムペナルティーが課せられますので、高度な技術が求められます。

そして、AF(Aerobatic freestyle)は、3分間の自由演技です。
こちらも技の難易度、芸術性に加えて正確な時間管理が求められます。


これらに向けて調整を行っていますが、今日は曇り空で待機中のためブログ更新です。



室屋義秀


Powered by






0 件のコメント:

コメントを投稿