2011年5月2日月曜日

夢ふくらまそう福島の空 (少年少女航空教室)

こんにちは。

久しぶりの更新となりました。
というのも4月中は災害復旧関連の対策に加えて、WACへの参戦を再度現実のものとするための準備で、あちらこちらをとびまわっていました。
参戦に向けて多少の感触を得ています。ゴールデンウィーク以降に経過報告出来る状態にしたいと思います。


今日は、ふくしまスカイパークに近隣の避難所の子供たちを招待して、少年少女航空教室を開催しました。
「夢ふくらまそう福島の空」と題して、ふくしま飛行協会が企画して実現したもので、実施には福島市も後援していただきました。
震災翌日から一日も休むことなく、ふくしまスカイパークを守ってきた職員が自ら企画し実現しました。


子供たちに何か出来ないか?という思いで準備を進めてきましたが、逆に子供たちから色々と教えてもらう事になりました。
子どもたちは、不便な生活による不満は当然かかえているのですが、状況は状況として客観的にとらえているように感じました。
なのでそれはそれとして順応しつつ、しかしそれが自らの夢には何ら影響を与えていないようでした。

そんな風に感じて、自らを振り返った時に、震災を「やらない、出来ない理由」として利用したい自分がいる事に気づました。 
これだけの震災であれば、誰もが「やらない、出来ない理由」として認めてくれるのは間違いないでしょう。

実際に影響を受けて、出来ない事も多々あるのは事実です。
しかしその事と、心を折りたたんで妥協する事とは全く別の事であると気づきました。
そして、それをうまい具合に理由づけしようと画策するもう一つの思考に気づかせてもらったのです。

こんな具合で、すっかり子供たちに教えてもらい、私自身が救われる結果となりました。
準備したスタッフもみんな楽しませてもらいました。


やはり自分の目標は「操縦技術世界一」。 
9月のイタリア世界選手権に向けて、福島の地から戦っていきます!


                                                    室屋義秀
                   レッドブル・エアレース #31  


朝日新聞記事:http://video.asahi.com/viewvideo.jspx?Movie=48464141/48464141peevee386802.flv

1 件のコメント:

  1. 子供達の笑顔から元気を貰ったというところでしょうか。
    イタリアでの活躍、応援しています! 

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