こんにちは。
昨日、EAC (European Aerobatic Champpionship)の全フライトを終えました。
多くの皆さまからのご支援をいただき、今回も非常に大きな経験を積ませていただきました。
まずは、ご支援・ご声援いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
さて、今回のEAC、その名の通りヨーロッパ選手権なので、ヨーロピアンでない日本人は、参考成績にしかなりません。
ではなぜ参戦したか?
その目的は、自らのトレーニングは勿論ですが、メインの目的は来年アメリカで開催される世界選手権へ向けての課題の洗い出しでした。
今回は、パトリック・パリス コーチから大会の注意事項や戦略、注意点など出来る限りの情報収集を主眼においていました。
おかげで数多くのノウハウを得て、来年へ向けての準備を開始する事ができる状態となりました。
今後は主に下記の項目について、戦略の練り直しの必要性を感じています。
全てがすぐに実現出来ないかもしれませんが、チーム体制を整えて数年のうちに常勝チームを作り上げたいと思っています。
1. 操縦技術的課題
2. チーム体制
3. 大会戦略
4. ジャッジングの傾向
5. トレーニングプログラム
6. 4ミニッツフリー対策
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今大会へのトレーニングは、大会会場から60kmほどの近郊にあるZilina空港で7日間にわたるキャンプを実施しました。
今年は、7月のアドバンス世界戦をメインターゲットにしていたため、アンリミテッドクラスのトレーニングは今回のみ。
時間的には非常に厳しい状態だった事は否めませんが、当初からその事はわかっていたので、ともかく出来うる限りのトレーニングを行うつもりでした。
しかし、アドバンスクラスから比べるとアンリミテッドクラスは格段に厳しく、最初の二日間は肉体的にも精神的にも一気に限界に近付いていきました・・。
3日目からスイスチームと合流。
ベテランパイロット達の中で、色々と助けられ何とか気力を回復しながらトレーニングを継続していきました。
訓練も進み毎日アンノーンの課題を互いに出し合い、毎晩シークエンスの作成と暗記とで気付くとベッドで朝を迎えている状態。
キツイながらも充実した訓練が続きました。
しかし、トレーニングが進み始めたのもつかの間、今度は機体トラブルでエンジンの始動が徐々に難しくなりはじめました。
ついには毎フライト前に一時間かけてカウリングを外し点火プラグを外して掃除をしなければならない状態に・・。
実はこの傾向は、7月から出ていて予備部品を注文しハンガリーへデリバリーされるよう手配していたのですが、日本とはお国柄が事なり、通関やらなにやらで配送が遅れに遅れて部品が手元にとどかなかったのです。
このためハンガリーのパイロットが持っていた同じ部品を借りる手配をして、部品を取りに車で走りまわり、何とか手配して翌日半日かけて修理して再度フライト可能な状態になるなど色々と試練は続きました。
しかし、大会直前の3日間は、ZILINA空港と大会会場であるDUBNICA空港を行き来してのトレーニングも実施し、いよいよ大会準備も整ってきました。
そして練習も最終日、DUBNICAへフライインする途中で今度は電気系統がOUTとなり、最終トレーニングスロットまで残り3時間で緊急修理。修理部品をフランスやドイツチームから借りるなど駆け回り何とかフライトに間合う状態でした。
大いにバタバタでしたが全ての準備を無事に終えて、大会初日のパイロットブリーフィングを迎えました。
ブリーフィングの最後に、規定演技のくじ引きが始まります。
もちろん最初に飛ぶ「No1」は、とてもとても不利なのは言うまでもありません。
昨年はまさかの「No1」で痛い目に合いました・・・・。
今回「No1」を引くとなると、6大会で3度のNo1。
確立1/1万。
コーチとも「もう引かないでしょ!」なんて言ってたら、まさかまさか、またやっちゃいました。
またもや「No1」を引く事になるとは。
もはや笑うしかありません・・・。
続く。
ある意味室屋さんは凄い強運の持ち主ですね!!
返信削除でも一番は不利なんですか…
でも一万分の一の確率…
しかも3回目…
凄いです!