2010年8月17日火曜日

レッドブル・エアレース2010 終了!

こんばんは。

レッドブルエアレース最終戦のドイツ/ユーロスピードウェイを無事に終了し、帰国してから一週間がたちました。
レースシーズンも終了し、少々のお盆休みをいただき静養させていただきました。

今年のレースシーズンは、冬季の機体の改造・訓練を南半球のニュージーランドで行えたことから、昨年のデビューシーズンより、ぐっと安定した状態で3月の初戦:アブダビ戦に臨むことができました。
年間総合7位を目標に準備を積み重ねてきた成果が出ていて、なかなかの好感触スタートでした。


第2戦のパース/オーストラリアでは、9位。非常に辛いペナルティーでスーパー8進出を逃しましたが、私自身のパイロットコンディションも整い本格的にチーム体制が整ってきました。


期待をもって迎えた、第3戦のリオデジャネイロ/ブラジルでは、エンジンの調子が悪く非常に厳しい戦いを強いられました。また他のチームの開発が進み次々と新エンジンなどが投入されていくのを横目で眺める展開となりました。


第4戦のウィンザー/カナダでは、他チームから遅れをとらないように3週間前から機体のマイナーチェンジに取り組み、エンジンの調子も回復。再び十分に戦闘可能な状態に仕上げ臨みました。 
しかし、原因不明のキャノピーの破損によりリタイヤ・・。 機体は大修理が必要なため、ウィンザーからドイツの工場へ直送し修理にあたりました。


第5戦のニューヨークでは、ハンネス・アルヒから2009年モデルの機体を借用してレースに臨みましたが、ウィンザーからニューヨークへ移動し、着陸の際にプロペラが滑走路に接触し、まさかのリタイヤ・・。 さすがにへこみました。


第6戦のユーロスピードウェイ/ドイツでは、前2戦の悪夢を吹き飛ばすようチーム体制・そして私自身をリセットし、満足な状態で臨みました。
前2戦でフライト出来なかったため、パイロットスキルとしては、大きなハンディーキャップを抱えていましたが、トレーニングでは4位のタイムを出しまずまずの状態で本選へ。
スーパー8のみに焦点をあて、トップ12のタイムを1.5秒つめるべく目一杯のラインを取りましたが、パイロンヒットのため12位で終了しました。
パイロンヒットが無くてもやはりスーパー8進出にはもう少し詰めて飛ぶ必要があったので、戦略は間違っていなかったようで、充実感をもって2010年シーズンを終えることができました。


レッドブルエアレースは、来年一年間休止となります。
私もこの時間を有効に生かして、強いチーム体制を築きたいと思います。


今年一年間応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。
特に、カナダ・ニューヨークと非常につらい時期には、折れそうな心を支えてもらいました。
今後もまだまだ優勝を目指して精進していきますので、引き続きご声援ください!


国内では、今週末から本格的なエアショーシーズンもスタートします。
ぜひエアショーへもお立ち寄りください!



                                          室屋義秀

1 件のコメント:

  1. はじめまして。
    今日、笠岡でアクロバット拝見しました。
    流石ですね。
    初めて笠岡のひまわりカ-ニバルを見物にいったのは2年前。その時初めて室屋さんのアクロを生で見ました。
    2年前といい、今年といい、
    あの低空ナイフエッジには釘付けになります。
    これからも益々のご活躍を期待します。

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