2013年8月27日火曜日

3.WAC挑戦 世界曲技飛行選手権

灼熱のテキサスでのトレーニングキャンプを終えて帰国しました。
今回も数多くのご支援をいただいたおかげで、充実したキャンプを過ごさせていただきました。
みなさまに御礼申し上げます。

さて、WACに向けての調整も最終段階となりました。
次は大会直前の10月初旬に一週間のトレーニングキャンプ、そして本大会が始まります。
次回の渡米まで一か月、まだまだ課題はたくさんあります。
日本でどれくらい準備を進められるか?で大会の満足度は大きく変わりそうです。
時間を大切に使い調整を続けたいと思います。



さて、今年のキャンプの立役者はYo-Hey(白鳥洋平さん)です。(ちなみにラッパーではありません・・)
キャンプのサポート役を買ってでていただき、マネージャー業務からビデオ撮影まで一手に引き受けてもらっています。
しかも、ロサンジェルスからダラスまで荷物を積んで車で往復。
今回の約10日間での走行距離は6000Km にも及びます!
すでに3往復完走+来月の本番で、25,000kmに迫るほど!

Yo-Heyさんは、カリフォルニア在住の、アメリカ連邦航空局の公認飛行教官。
パイロットの卵を立派に旅立たせる教官を務めながら、自らの技量向上に努めアクロバットのトレーニングを続けています。

ピッツで中級インターミディエートクラスに挑戦中で、6月の競技会では好成績を収めています。
まもなくするとアクロバット教官としても活躍する事になるでしょう。

日本で育ち、飛ぶ事を望みに望んだ挙句に航空大国アメリカで自ら道を切り開いてきた彼は、サンフランシスコ近郊で教官として務めていました。
しかし昨年、JASがレッドランドでスタートする計画を知るや、ロサンジェルスへ移住。
アクロを極めようとの取り組みは並々ならぬものがあります。

さらに彼はパイロット資格のみではなく、アメリカの公式曲技審判資格(ジャッジ)をも持っています。
920日~22日に行われる「全日本曲技飛行競技会」では、チーフジャッジを務めます。
自分もとても飛びたいはずですが、忍んでジャッジを快諾し今後の曲技界の発展に尽力してくれます。
今回のキャンプ中も選手の参加確認から雑多な事務まで、夜遅くまで作業してくれています。

もちろん大会本番もマネージャーとして来てもらえますので、ありがたいかぎりです。


このマネージャー業務。
実は広範な知識、語学力が求められて簡単な内容ではありません。
昨年のハンガリーでの世界戦では、高木雄一さんにお手伝いいただきました。

その高木さんは今年の春から、Tutima Academyという米国一(世界一?)のアクロスクールの教官となられ、超多忙な日々を過ごされています。
世界中から曲技飛行やエアショーを目指すパイロットが集まる超有名校で、その教育レベルの高さは有名で、なかなか訓練予約が取れないほどです。
このようなスクールに、日本人教官がいるというのは前代未聞な事です。
実力の高さが証明され、世界のトップ教官として活躍されています。
 *ちなみに、昨年のハンガリーでの世界戦では、このスクールの教官であるBenjamin Freelove氏とEdge540をシェアしました。彼も超ハイレベルでした。

高木さんも公式審判資格を持ち、全日本大会を立ち上げてきたメンバーです。
大会のチーフジャッジを務めるために自費で来日。
後進のジャッジ育成のため、講義資料まで翻訳作成し、現在のジャッジ陣を産み出しました。

今年はYo-Heyさんがその任を引継ぎます。
そして高木さんは、選手として上級クラスに初参戦します。


ここで紹介しきれない数多くのAnother Hero達によって、チームジャパンは確実に育っているようです。
Unlimited日本チームの結成は、もはや絵に描いた餅では無くなりました。
チームとして戦える日は近い将来に迫っています。

楽しみだなぁぁ~!

              室屋義秀