2013年9月1日日曜日

Behind The Scenes 「みんなで大空を見上げようAgain」。

87日・8日と行われた「みんなで大空を見上げようAgain」。

快晴に恵まれ、ブライトリングジェットーチームの見事な飛行により福島県民は、大空を見上げる事ができました。

支えていただいた多くの関係各位に心より感謝いたします。


*J-sportsで放送された番組です。通常ユーチューブなどで公開される事はありませんが、J-sportsの英断により復興支援のため特別公開されています。


すでに三週間が過ぎましたが、このプロジェクの背景(余談)です。

512日の小名浜でのジェットチーム・ジャパンツアーの予定が終了し、フルディスプレイが出来なかった残念さは残りつつも、一年間準備に準備を重ねてきたフライトが無事に終了し、ホット一息ついてもいました。
人間など自然には絶対に勝てません。なのでパイロットは天気とは戦いません。
残念な一方、判断基準は正しかったとして、責務は100%終了したと感じていました。
そして、関係スタッフ一同は膨大な準備作業に疲労困憊で休暇が必要な状態でした。


そんな時に、福島市内の小学5年生から課外授業の講師としての話をいただきました。
小学3年生から毎年テーマを決めて、そのテーマに沿う人を呼んで研究しよう!というものです。

そのテーマとは;

小学3年生:Wing
自分達はどんな翼を持っているのか? 自分のいい所、得意な事など、自らを再評価して、畳んで見えない翼を開こう、というもの。

小学4年生:はばたき 
3年生で見つけたWingをどのように使えば、羽ばたき飛び上がれるのか?を研究しようというもの。震災後に行われた「光のしずくプロジェクト」に手書きポスター作製など協力するなどして、ともかく羽ばたき行動する大切さを学んだとの事。

小学5年生:Rising
そして今年のテーマがRising.
羽ばたく事を知った彼らが、空の彼方に昇っていく方法を探すというもの。

 最近の小学生はスゴイいんですね~。
この講師役は、なかなか簡単ではありません。
っと、こんなテーマをいただいて色々と考えていました。


そんな時に、ジェットチーム再飛行の話が舞い込んできました。

正直に暴露してしまうと、再度の準備は飛行許可の取得など多数の困難が予想され、裏方としては出来れば避けたい感じもあるやないや・・・。
5月にほぼ燃え尽きて、まだ回復しきっていない状態だったのです。


でも・・・、小学生のテーマに沿って考えてみると。
一年間の準備でノウハウは既に蓄積して、Wingはあるから、羽ばたいてみるか否かかァ・・・。

そこで、現場で矢面に立つ主要なスタッフに意見を聞いたところ、意外や「やりましょう!」という答えでした。


そしてみんなで再度、羽ばたいた結果、到底とび越えられない山を越えてしまいました。


そして、Rising
ジェットチームは見事にフライトを実施。
さらに、フライトの最後に震災で亡くなられた方に向けて、追悼飛行編隊(ミッシングマンフォーメション)を添えて、帰っていきました。
会場の多くの方が目を閏わせていました。

5月に叶わなかった、フルディスプレイ。
福島県民がジェットチームに感謝しつつも、その後に「やっぱりだめか~」という微妙なしこりを感じていました。
震災後の苦しい現状と戦う福島県民にとって、「やっぱり」と関連付けたくなるのは、当然かもしれません。

でも、でも、でも。
再度立ち上がって、奇跡の再来を実現した本当の英雄達。
天は見放さず好天を恵んでくれました。

このイベントを通じて「Rising」を学びました。 
奇跡を起こすヒントをいただいた県民は、これらの思いを感じて目を閏ませたのでしょう。


この小学生達がいなかったら、ジェットチーム再来の裏方は引き受けなかったかもしれません。

こんな素晴らしい教育を受けた子供たちが、日本の未来を背負ってくれれば安心ですね。


                  室屋義秀

2013年7月19日金曜日

エアショー(Next Generation)

こんばんは。

さて、今年の目標その4.であるエアショー(Next Generation)のプロジェクトが形となってきました。

エアショーのフライト内容の精錬は勿論日々トレーニングにより行っています。

今年からは、ただ高度な技術をお披露目させていただくだけでなく、さらに意義あるエンターテイメントとして発展させようと、色々と方法を模索し続けてきました。

そこで今年は、年間の第一目標である『ふくしまからはじめよう!』プロジェクトとも合体したプロジェクトを、多くの皆さんの知恵を借りてスタートする事としました。


そのプロジェクトとは・・、
ふくしまレコーズという、特別レーベルとのコラボレーション。

ふくしまレコーズは、その売上の一部を『ふくしま子供未来基金』として積み立てるために、著名なミュージシャンが賛同して特別協力をしてくれている、スペシャルレーベルで、すでに4枚のCDが発売されています。


 以下、ホームページから抜粋
現在、福島では、震災、原発の影響、そして風評被害が深刻化してきており、その影響は
現在表れていないものも含めると長期的なものになると予測されます。世界的にもFuKuShima
イメージダウンは不可避であり、残されていく子供たちの世代への負の遺産として残りかねません。
今回、私たちは「フクシマレコーズ」というレーベルを立上げ、クオリティの高い音楽のチカラで
復興を直接的にサポートしていくとともに、こうした子供たちの未来に向けて、
新しい「FuKuShima」の顔作りを進めていきたいと考えております。
Fun, Kind, Sustainable/楽しく、優しく、長続きする」という価値観を大切にしながら、
4つの「K」をテーマ(4 K Subject)に、4つの音(4 Kinds of Sound)でより多くの人に思いを伝えていきます。


このふくしまレコーズが、今年9月に発売の第5弾CDで、私のテーマソングを作っていただく事になりました!

この曲をエアショーでのフライトに使用し、勿論音楽と合わせたフライトで芸術性を追求していきます。

さらに、私が参加する日本各地のエアショー主催者からの費用を一部基金に積み立てさせていただき、日本全国とふくしまの絆を結んでいきます。

エアショー会場でのCD販売も行う予定です。 



今日は、その音楽のレコーディング!
生で見学させていただきましたが、まあ何ともカッコいい事!!!

それもそのはず、バンドは佐橋佳幸さんなど4人組の『Rawguns』!
藤井フミヤさんなどと活動する、プロ中のプロ!


いやはや、発売が楽しみです!


               室屋義秀

2013年5月13日月曜日

このまちで 大空を見上げよう!


こんにちは。

昨日ブライトリングジェットチーム・ジャパンツアーが無事に終了しました。
このプロジェクトにご尽力いただいた全ての皆さまに感謝いたします。
そして何よりも、皆さまのおかげさまで安全に終了出来た事に感謝いたします。


 我々は日本でのフライトが出来るように、当初より航空関連諸調整のお手伝いをさせていただいていました。
この超大規模プロジェクトには、それはそれは膨大な調整が必要で約6ヵ月間忙殺されてきました。
来日前日まで様々な案件が飛び出す、ドラマチックな展開が続きました。


53日に入国後は、スムーズなオペレーションでしたが、天候によりフライト出来たところ、出来ないところがありました。
それぞれのイベント会場は、夢のジェットチーム飛来を心待ちにしていて、我々も実現させたい葛藤と絶対に守るべき安全基準との狭間で、ハラハラドキドキの毎日を過ごさせていただきました。


このジャパンツアーの締めくくりは、福島県での『大空を見上げよう』プロジェクト。
県内全域フライバイ&小名浜港でのフルディスプレイが計画されました。

フライバイは雨の予報の中、奇跡的に晴れ間が広がりフライバイを実施!
浜通りは残念ながら天候不良でキャンセルとなりましたが、中通り、会津の多くの皆様にご覧いただく事が出来ました。


12日は、雨上がりの快晴。
その朝リーダーのジャックから、小名浜港でのフルディスプレイの前に昨日出来なかった浜通りで、多くの津波・原発被害者への慰霊飛行を実現したい、っとの申し出があり準備を進めていました。
快晴の空の下、準備万端っと思いきや、10時ごろにまさかの海霧が発生。
チームはディスプレーイ終了後、神戸に移動し出国準備にかからなければならない予定だったのですが、ジャックは出国を延期してでも夕方まで天候の回復を待つ!っと断言し気象情報の収集にあたって飛行の可能性を探り続けていました。
                                                                                       
1340分に、私が小名浜会場をフライト。その天気状況を報告した結果、ジェット機でのフライトは不可能と判断し、フルディスプレイはキャンセルに。
ジャックは本当に悔しそうで今にも飛び立ちそうでしたが、最後はパイロットして安全を最優先に英断をくだしました。


最後のフルディスプレイは中止になりましたが、『大空を見上げようin ふくしま』プロジェクトは大成功に終わりました。
多くの方々が県外から押し寄せ、福島の現状を正しく認識していただけました。
多くの皆様に、福島に泊まって、食べて、遊んでいただきました。

福島県民はその時間空を見上げ、空の彼方にある光を見ました。


その実、何よりも準備に関わった私たちが、再度 空を見上げる事 を教えられました。

福島県庁の皆さまは、通常業務に加えて復興業務でただでさえ忙しく疲弊されているはずなのに、笑顔を絶やさず不眠不休でこのプロジェクトにあたってくださいました。

福島県青年会議所の皆さま、その中には現在も避難生活を強いられ帰還の目処も立たない仮住まい、仮仕事の方もいらっしゃるのに、更なる苦労をかえりみず全力であたっていただきました。

まだまだ挙げればきりが無いのですが、本当に多くの皆さまが、自分ではない誰かのために力を注ぎこむ事で、協力・信頼・団結がうまれました。

空を見上げて逞しく歩き続ける福島県民同士の『アツイ絆』。
これさえあれば、多少時間がかかろうと全ての困難は乗り越えられると確信しました!



ありがとうございました!!


福島県あったか観光大使
室屋義秀

2013年4月25日木曜日

みんなで大空を見上げようinふくしま


こんにちは。
またまたしばらくぶりの更新で失礼します。

さて、先のブログで今年の目標を4本の柱に絞って活動させていただいている事を書きました。

第一の柱は、「1.ふくしまからはじめよう!」プロジェクト。
これは、福島県の復興の一助なれるよう、自らの経験を活かしたいとの思いからスタートし、年初から準備を進めてきました。

福島県は、まだまだ復興の途についたばかり。
多くの福島県民は、まだまだ厳しい現実と戦っています。
つらい時はどうしても視線がうつむきがち。
ほんの少しの間だけでも、県民みんなで大空を見上げて明日への活力を!っという事で色々と企画を練ってきました。

そこで、年初から多くの方々に相談させていただき実現した超大型企画が、
『みんなで大空を見上げようinふくしま』です!



これは、世界最高峰の民間ジェットアクロバット飛行チーム『ブライトリングジェットチーム』を福島県に招致しフライトをしてもらうというもの。
多くの方からお口添えのおかげで、福島県知事、スイス大使等多くの皆さまからの支持をいただく事ができ、プロジェクトは実現に向けて動き出しました。

そこで、チームリーダーの「ジャック・ボツラン」氏に、飛来を依頼。
チームのオフシャルスポンサーである、スイスの時計メーカー『ブライトリング』との協議の上、被災地支援としての来県を快諾していただく事ができました!


年初に始まった準備は、現在最終段階に入っています。
飛来にあたり、それは数多くの課題がありましたが、皆の熱い思いが結集して解決されてきました。
特に福島県の担当者の皆さんは、復興に伴う膨大な通常業務をこなしながらも、県民のために粉骨される姿勢がとても真摯で印象的でした。

我々も、行政各所からのご指導をいただき安全運航の支援にまわります。



511日(土)には、福島県全域をフライバイ!
福島の観光名所を巡るフライトでは、フォトコンテストも実施されます。

そして512日(日)は、メインのフライトディスプレイ。
いわき市小名浜港沖で圧巻のフルアクロバット飛行が行われます。

さらにさらに、12日は福島空港の滑走路側斜面が一般解放され、チームの離発着を見ることもできます。


私自身も、「あったかふくしま観光大使」として、Extra機でのデモフライトもさせていただきます!


是非、福島に足をお運びくださいませ!

                       室屋義秀