こんにちは。
Faustで連載中の、レッドブル・エアレースシリーズ『第5戦ニューヨーク編』がアップされています。
第4戦ウィンザー/カナダでの機体破損から、急きょ機体をレンタル。
アメリカ中部のオクラホマで機体組立・エンジン載換・テストフライト、そしてウィンザーでレースシステムを全て搭載して本戦後にトレーニング。
そしてニューヨーク戦に向かいました。
ところが・・・・・。
天候不良をはじめとする様々な要因で、またしてもギリギリの状態でレースに臨むことになった結果・・・・・。
詳細は記事をごらんくださいませ。
よく、事故防止の概念として『ハインリッヒの法則』というものをひき出します。
簡単に説明すると下記のようなものです。
一件の大きな事故の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされる。
重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測されたヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが必要である。
ニューヨーク戦では、まさにこの状況に陥りました。
私の実経験として、3件の重大な過失が重なる時、重大事故を引き起こすと認識しています。
しかし、ニューヨークではまさにこの状況にはまり込み、これ以上無理を重ねれば確実に大きな事故を引き起こすような状況に追い込まれたのです。
この状態に陥らないようにすることが、パイロットとして最も重要な事であると自分に日頃いい聞かせ、また他人への教育においても重視していたのですが、レースが迫りヒートアップしたココロは暴走気味だったようです。
そんな中、破損した飛行機のオーナーである『ハンネス・アルヒ』だけが、あっさりとこんな事を言ってくれました。
「我々はリスクを背負って戦っている。外野は色々と言うだろうが、結果は自分自身で負っているはずだ。今どういう状況か冷静にみつめて、自分の心の真意をつかみ行動すべきだ。」 っと。
室屋義秀
あなたに神を愛しています。聖書を読んでください。
返信削除Mr.ハンネス・アルヒの言葉に感動しました。素敵ですね
返信削除>私の実経験として、3件の重大な過失が重なる時、重大事故を引き起こすと認識しています。
これは、私の思ってる事とまるっきり同じでビックリしました。
2011、エアレースの休止は残念ですが、これからのご活躍を祈っております。skyhigh